& 
!
UK/EUのエソテリック・レコーディングスから、3面開きデジパック＆2CDでのリシュー。トゥ・ファットは、元レベル・ラウザーズのクリフ・ベネットが68年に結成したクリフ・ベネット・バンドを母体として、ベネット以外がほぼ元ザ・ゴッズのメンバーとなった69年に改名したグループで、後にユーライア・ヒープでブレイクするケン・ヘンズレーとリー・カースレイクが在籍していたことでも知られていると思う。本作は、70年のファースト「トゥ・ファット」とセカンド「トゥー」をカップリングした2枚組で、21年新規24ビット・リマスター盤。オリジナルはファーストがUKパーロフォン、セカンドがUKリーガル・ゾノフォン。メンバーは、ファーストがベネット、ヘンズレー、カースレイク、ジョン・グラスコック(ex.チキン・チャック,カルメン,ジェスロ・タル,etc)の4人編成、セカンドがベネット、ジョン・グラスコック、ブライアン・グラスコック、アラン・ケンドール(ex.グラス・マネジリー)の4人編成が基本で、2作品とも曲によってモックスがフルート＆ハーモニカで適時ゲスト参加、プロデュースもジョナサン・ピール、スリーヴ・デザインもヒプノシス。結局ヘンズレー、カースレイク、グラスコック兄弟が元ザ・ゴッズで、アート・ロック＆ヘヴィ・サイケ調のハード・ロック前夜的なファースト、サイケの残滓を残しつつも格段にハード・ロック色が増したセカンド、概ねどちらもハード調で括れる印象。ブルース基調の楽曲、下品なシャウト・ボーカル、弾きまくり系のファズ・ギター等々、B級ブリティッシュ方面の典型的サウンドで、既にノリのよさ十分のジョンのベースも含め、この線としてはわりと文句なしの好盤と思う。尚、セカンドの5曲目のギターは、ピーター・グリーン(ex.フリートウッド・マック)の客演という噂もあり。
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
輸入盤
(Psyche Hard/Blues,Heavy Psyche / Digi-Pack 2CD(2021 24bit Re-master) / Esoteric Recordings/UK,EU)
Cliff Bennett(vo,p)all
Ken Hensley(g,org,p,vo)1
John Glascock(aka.John Konas)(b,vo)all
Lee Kerslake(ds)1
Alan Kendall(g,ukle-bajo)2
Brian Glascock(ds,vo)2
Mox(f,hmca)all
Peter Green(g)2
Produced by Jonathan Peel(both)
収録曲目
(CD1 "Toe Fat (1970/1st)"):
01.That's My Love For You
02.Bad Side Of The Moon
03.Nobody
04.The Wherefores And The Whys
05.But I'm Wrong
06.Just Like Me
07.Just Like All The Rest
08.I Can't Believe
09.Working Nights
10.You Tried To Take It All
(CD2 "Two (1970/2nd)"):
01.Stick Heat
02.Indian Summer
03.Idol
04.There Will Be Changes
05.A New Way
06.Since You've Been Gone
07.Three Times Loser
08.Midnight Sun
bonus track(1972 single):
09.Brand New Band
10.Can't Live Without You
