UKのBGOから、74年の未発表曲2曲("Under The Blossom"収録)をボーナスで加えての、23年新規リマスター&2CDでのリシュー。スリップ・ケース付で、ここではそのスリップ・ケースを載せた。テンペストは、コロシアム解散後の73年に、ジョン・ハイズマンとマーク・クラークが新たに結成したグループで、元イギンボトム、ニュークリアス等のアラン・ホールズワース、元ジューシー・ルーシー等のポール・ウィリアムスが参加した、ある種のスーパー・バンド。本作は、73年ファースト「テンペスト」と74年セカンド「リヴィング・イン・フィアー」のカップリング2枚組で、オリジナルはどちらもUKブロンズ。メンバーは、ファーストがハイズマン、ホールズワース、クラーク、ウィリアムスの4人編成、セカンドがハイズマン、クラーク、オリー・ハルソール(ex.パトゥー,タイムボックス,ケヴィン・エアーズ,etc)を加えたトリオ編成、プロデュースはファーストがハイズマン、セカンドがゲリー・ボーン。ファーストは、コロシアムをよりハードにした感じというか、ジャズ・ロック・テイストのある炸裂ブリティッシュ・ハードを展開していて、勢いよくドライヴするバカテク・リズム隊と、弾きまくる鋭角なギターの絡みはともかくも絶品。ブルースを基調とした楽曲も申し分のない上等さで、演奏は濃密で非常にカッコよく、男臭いボーカルの存在感も十分。セカンドは、ビートルズの「ペーパーバック・ライター」のカヴァーも含め、わりとストレートなロックン・ロール色と、ハルソールのネジレたポップ感覚が前面に顕れていて、あの変態コンニャク・ギター&ピアノや、意外にまともなボーカルが堪能出来る。どちらもタイプの異なるブリティッシュ・ハード系の好盤と思う。
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輸入盤
(Psyche Hard/Blues,Jazz Rock,Progressive / Jewel-case 2CD(2023 Re-master) / BGO/UK)
Jon Hiseman(ds,per)all
Mark Clarke(b,vo)all
Allan Holdsworth(g)1
Paul Williams(vo)1
Ollie Halsall(g,vo,kbd)2
Producerd by Jon Hiseman(1), Gerry Bron(2)
収録曲目
(CD1 "Tempest (1973/1st)"):
01.Gorgon
02.Foyers The Fun
03.Dark House
04.Brothers
05.Up And On
06.Grey And Black
07.Strangeher
08.Upon Tomorrow
(CD2 "Living In Fear (1974/2nd)"):
01.Funeral Empire
02.Paperback Writer
03.Stargazer
04.Dance To My Tune
05.Living In Fear
06.Yeah, Yeah, Yeah
07.Waiting For A Miracle
08.Turn Around
bonus track(1974 unreleased):
09.You And Your Love
10.Dream Train