UKのシーリー・コート・デジタルから、テクスチャー紙見開きデジスリーヴでのリシュー。21年新規リマスター盤、300枚限定プレス。ヘルメットはイースト・サセックス州ブライトン出身のグループで、元マイク・スチュアート・スパン/リヴァイアサンのゲイリー・マーフィーが中心となって69年に結成されている。本作は、70年にプロモーション用のアセテート盤が数枚制作されたとされる初CD化音源で、結局アルバムのリリースには至らずオクラ入となった発掘音源盤(ヴァーティゴVO規格欠番(VO005)説あり)。メンバーは、マーフィー、テリー・エイキン(ex.エレジー,etc)、ステファン・ディ(ex.サミュエル・プロディ,etc)、レイ・メラーズの4人編成。概ね、ヘヴィ・サイケまたはサイケ・ハード方面のサウンドを展開していて、ブルース基調の楽曲、プログレ色を内包したアレンジ、バンド感十分の演奏がいい塩梅のマッチングを見せる。ディの弾き倒しギターが随所で炸裂していて、ファズの効いた太い音色で弾きまくる様は素直にカッコよく、全体のハードネスと下品なサイケ感はサミュエル・プロディと比べても遜色なしの印象。クッキリと上手いボーカルや、メロディアスなラインのベースの絡みも悪くなく、ある程度のラフさが残った音質も含め、わりとB級感満点の味わい。スリーヴはトホホだが、ギラギラした炸裂感がアングラなサイケ感に収束する感じはいかにもブリティッシュ然としていて、この線としては濃密でハイテンションな好盤と思う。カッコよし!。
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輸入盤/限定300枚プレス
(Psyche Hard/Heavy Psyche,Progressive,Blues / Digi-Sleeve CD(2021 Re-master) / Seelie Court Digital/UK)
Terry Aiken(vo)
Stephen Day(el-g,12-g)
Ray Mellors(b)
Gary Murphy(ds)
Produced by Unknown
収録曲目
1.Hazy Shady Lady
2.Trust
3.Judgement Day
4.Sweet Bitch
5.What Is The Point Of It All ?