USAのキュニフォーム・レコードからのリリース。ヤンは、元シャイロック、フィルハーモニーのフレデリク・レペが中心となって、02年にニースで結成されたグループ。04年のファースト・アルバム以降、適時ライヴ活動を交えながら5~7年のスパンで断続的にアルバムをリリース、シャイロック時代のキング・クリムゾン&プログレ色、フィルハーモニー時代のアヴァン&チェンバー・ロック色を融合した独特のサウンドを展開している。本作は、24年にリリースされたフィフス・アルバムで、メンバーは、レペ、ローラン・ジャメ、ニコ・ゴメス、ヴォロディア・ブリスの4人編成を基本に、曲によってカーラ・キールシュテット(ex.スリーピータイム・ゴリラ・ミュージアム,ラビット・ラビット,etc)がゲスト参加、マルクス・ロイターとレペの共同プロデュース。概ね、前作のマス・ロック調クリムゾン+チェンバー・ロック系の延長線上だが、ゲストのカーラを軸としたボーカル&ハーモニー・コーラスを、アンサンブルの中心に置いたアレンジで展開していて、その意味では従来のサウンドとは少し趣を異にする印象。クリムゾン/フリップ調のミニマリズムと、ポスト・ロック調のハードネスが交叉するツイン・ギターのアンサンブルや、的確に支えるリズム隊のマス・ロック感はそのままに、シンフォニック・プログレ&メタル方面の泣きと、RIO系チェンバー・ロック方面の宙吊り感が同居するボーカル&コーラス・パートが面白いハマりを見せていて、けっこう新鮮でプログレの耳に楽しい好盤と思う。ともかくも1曲目が何よりちょっと圧巻。
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輸入盤
(Progressive/Chamber Rock,Psyche,Math Rock / Jewel-case CD(2024) / Cuneiform Records/USA)
Frederic L'Epee(g,kbd,chorus)
Laurent James(g,voice,chorus)
Nico Gomez(b,chorus)
Volodia Brice(ds)
Carla Kihlstedt(vo,chorus)
Produced by Markus Reuter & Frederic L'Epee
収録曲目
01.Step Inside
02.La Quatrieme Mort/La Vie Lumineuse
03.Concretion
04.Get Lost
05.Fire and Ashes
06.Entanglement
07.Light As A Cloud
08.Rejoice!
09.Berceuse For The Guilty
10.Strange Particles
11.Surrender
12.We Are Heralds
13.The Final Day