USAのライオン・プロダクションから、本作レコーディング時のアウトテイク1曲をボーナスで加えてのリシュー。ジャン・フィリッペ・グードはパリ出身のキーボーティスト兼コンポーザーで、何よりプログレ系リスナーにはヴィードルジュでの活動で知られているかも知れない。本作は、80年にフランスのラマセス/ポリドールからリリースされたソロ名義セカンド・アルバムで、メンバーは、ピアノ&シンセ、プロデュース兼任のフィリッペ・グードを核に、ベルナール・パガノッティ、パトリック・ゴーティエ、ミシェル・エトリ、キール・リュスト、アラン・ギヤール、イヴ・ギヤールのヴィードルジュ全員の他、リシャール・ピナス、ディディエ・バタール、フランソワ・オジェ、ジェラール・プレヴォー、デヴィッド・ローズ、マヌ・カッチェ、クロース・ブラスキス、マルガン弦楽四重奏団等々、エルドン、ザオ、ラーマン、マグマ、ヴォルコール、ネフェッシュ・ミュージック関連の錚々たるミュージシャン達が適時参加。概ね、少々のズール色が加味されたジャズ・ロック調と、エレクトロニクス&実験色を交えた現代音楽調、エレガントなチェンバー・アンサンブル調に大別される印象。パガノッティのベースが炸裂する1,8曲目や、ナショナル・ヘルスとエルドンの狭間的な6,9曲目辺りのジャズ・ロック・ナンバーは素直にカッコよく、ローズのヴァイオリンが美しい4曲目なども心地好い。ドローン&ノイズ要素を内包した現代音楽調ナンバーも含め、マグマ的なものだけを期待するとスカされるかも知れないが、上等な演奏と楽曲、アレンジがまともに噛み合った文句なしの好盤と思う。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Zeuhl Jazz Rock,Experimental,Chamber / Jewel-case CD(2010) / Lion Productions/USA)
Jean-Philippe Goude(p,syn)
Patrick Gauthier(fl,syn,p)
Richard Pinhas(syn)
Alain Ranval(g)
Francois Ovide(g)
Jean-Michel Kadjan(g)
Michel Ettori(g)
Pierre Chereze(g)
Alain Guillard(sax)
Yvon Guillard(bugle)
Bernard Paganotti(b)
Didier Batard(b)
Gerard Prevost(b)
Sylvain Marc(b)
Francois Auger(ds)
Manu Katche(ds)
Dominique Esnault(ds)
Kirt Rust(ds)
David Rose(vln)
Patrick Tillmann(vln)
Michele Margand(vln)
Anne Mehat(vln)
Francoise Douchet(vln)
Claudine Lasserre(cello)
Klaus Blasquiz(vo)
Produced by Jean-Philippe Goude
収録曲目
01.Les Saturnales
02.Sicilienne
03.Machine
04.Drole D'Ere
05.Coma
06.Trepidanse
07.Duo
08.Dies Irae
09.Tintinnabulum
10.Cantilene
bonus track(1980 unreleased):
11.Trio De Mini-Moogs