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国内のマーキー／ベル・アンティークから、限定ペーパースリーヴでのリシュー。コーティング紙ジャケ仕様、SHM-CD＆24年新規リマスター盤、おそらく初CD化。ヤスペル(ヤスパー)・ファントフはオーファーアイセル州エンスヘデ出身のオランダ人キーボーティストで、ピエール・クルボワやトト・ブランケ等とのアソシエイション P.C.、自身のバンドのポーク・パイ、ボ・スティーフとのフェイス・トゥ・フェイス、アンジェリーク・キジョーとのフィリ・フィリ等々の他、数多の共演やリーダー作品をリリースしているユーロ・ジャズ系のビッグ・ネーム。本作は、76年にドイツBSF/MPSレコードからリリースされたヤスペル・ファントフズ・ポーク・パイ名義セカンド・アルバムで、ライナーは坂本理、邦題は「ドア・イズ・オープン」。メンバーはファントフ、チャーリー・マリアーノ(ex.オズモーシス,エンブリオ,スーパーシスター,etc)、フィリップ・カテリーン(ex.フォーカス,プラシーボ,パスポート,etc)、ボ・スティーフ、ジョン・マーシャル(ex.ソフト・マシーン,ニュークリアス,etc)の5人編成、プロデュースはアキム・ヘブゲン。74年の前作「トランジトリー」から、リズム隊がスティーフとマーシャルに交代していて(ファントフ、マリアーノ、カテリーンは継続)、わりとロック調のノリのよいクロスオーヴァー方面のサウンドを展開。フリーフォームなインプロ感をある程度は担保しつつ、わりと涼やかで洗練されたテーマやリフ＆フレーズを基調に、ジャズ・ロック／プログレ／フュージョンの狭間的アンサンブルは、言葉通りのクロスオーヴァーという印象。細やかで熟れた演奏は上等で素直にカッコよく、この線としては申し分のないエレガントな好盤と思う。
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マーキー盤／国内プレス盤(Japanese-pressing CD)
(Progressive/Jazz Rock,Jazz,Crossover / Paper-Sleeve SHM-CD(2024 Re-master) / Belle Antique/Japan)
Jasper Van't Hof(el-p,org,p)
Philip Catherine(el-g,ac-g,bjo)
Charlie Mariano(sax,fl,bamboo-fl,nadaswaram)
Bo Stief(b)
John Marshal(ds)
Produced by Achim Hebgen
収録曲目
1.Devil Toes/デヴィル・トウズ
2.Zana/ザナ
3.Telisi Rama/テリシ・ラマ
4.He's Gone/ヒーズ・ゴーン
5.Simul Synchrone/シミュル・シンクロン
6.Avoid The Year Of The Monkey - Part 1/アヴォイド・ジ・イヤー・オブ・ザ・モンキー・パート1
7.Avoid The Year Of The Monkey - Part 2/アヴォイド・ジ・イヤー・オブ・ザ・モンキー・パート2
8.Avoid The Year Of The Monkey - Fugawy/アヴォイド・ジ・イヤー・オブ・ザ・モンキー・フィガウィ
9.The Door Is Open/ザ・ドア・イズ・オープン
