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APHRODITE'S CHILD/666 (1972/3rd) (アフロディティス・チャイルド/Greece)

ドイツのヴァーティゴ/ポリグラムから、2枚組でのリシュー。特にリマスター表記はないが、音質はわりとクリアでよい。アフロディティス・チャイルドは、元フォーミンクスのヴァンゲリス・パパタナシューと元アイドルズのデミス・ルソスが中心となって、67年に結成されたグループを母体としている。ヴァンゲリス、ルソス、ルカス・シデラス、アナギロス・シルヴァー・クルリスの4人で活動を開始するが、67~68年の軍事クーデターを嫌気して兵役中のクルリス以外の3人はギリシアを脱出。ロンドンへ向かうが労働ビザのトラブルでパリに逗留となり、そのままパリを拠点に3人でアフロディティス・チャイルドを結成した。本作は、72年にフランスのヴァーティゴからリリースされたサード・アルバムで、セカンドのリリース後すでに解散していたが、レコード会社との契約履行のために再集結して制作されている。メンバーは、前述のヴァンゲリス(プロデュース兼任)、ルソス、シデラス(ex.イプシロン)、クルリス(ex.スタマティス,etc)の4人編成を基本に、曲によってハリース・ハルキティス、ミシェル・リポーシュ(ex.ズー,エマニュエル・ブーズ,etc)、イレーネ・パパス等々が適時ゲスト参加。旧約聖書の悪魔の刻印「666」をモチーフとしたトータル・コンセプト作品で、ヴァンゲリスの洪水キーボードに、ルソスのドライヴ・ベースと哀愁ボーカル、シデラスのドカスカ・ドラムにクルリスのヘヴィなギターが絡みながら炸裂する、非常に濃密な内容。「4人の騎士」、「仔羊」、「エーゲ海」から「OFIS(オーフィス)」に至る流れや、「アルタモント」、「仔羊の婚礼」、「満員」などに見られるバルカン&地中海エスニックとジャズ・ロックが交錯する独特のサウンドは、サイケで括ったプログレとして極めてカッコいいナンバーが多く、古代ギリシアの強烈な香りを放つ唯一無比の大好盤と思う。素晴らしい!。

輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Psyche,Heavy Symphonic / Jewel-case 2CD(2002) / Vertigo/German)

APHRODITE'S CHILD/666 (1972/3rd) (アフロディティス・チャイルド/Greece)

価格:

2,280円 (税込)

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APHRODITE'S CHILD/666 (1972/3rd) (アフロディティス・チャイルド/Greece)

Vangelis Papathanassiou(org,p,fl,vib,per,vo,etc)
Demis Roussos(vo,b)
Lucas Sideras(vo,ds)
Silver Koulouris(g,per)
Harris Halkitis(b,sax,ds,per,vo)
Michel Ripoche(tb,sax)
Irene Papas(vo)
John Forst(narration)
Yannis Tsarouchis(greek-text)
& Others

Produced by Vangelis Papathanassiou


収録曲目
(Disc1):
01.The System
02.Babylon
03.Loud, Loud, Loud
04.The Four Horsemen
05.The Lamb
06.The Seventh Seal
07.Aegian Sea
08.Seven Bowls
09.The Wakening Beast
10.Lament
11.The Marching Beast
12.The Battle Of The Locusts
13.Do It
14.Tribulation
15.The Beast
16.Ofis

(Disc2):
01.Seven Trumpets
02.Altamont
03.The Wedding Of The Lamb
04.The Capture Of The Beast
05.∞
06.Hic & Nunc
07.All The Seats Were Occupied
08.Break

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