ポーランドのGAD(グレート・オーディオヴィジュアル・ディスカヴァリーズ)レコードから、78年のポーランド国営ラジオ・セッション音源や本編収録曲の別ヴァージョン等計4曲をボーナスで加えての、19年新規リマスターでのリシュー。SBBは、元ブレイクアウトのヨセフ・スカーチェクが中心となって71年にシェミャノヴィツェ・シロンスキェで結成されたグループで、SBBとはシュレジアン・ブルース・バンドの略称。71~73年はニーメンのバックを務め5枚のアルバムを制作、74年にバンド単独でファースト・アルバムをリリース、それ以降40年以上に渡って現在も活動を続けるポーランドを代表するロック・バンドの1つ。本作は、79年にドイツのシュピーゲライからリリースされたエイス・アルバムで、メンバーは、ファーストから不変のスカーチェク、アンティモス・アポストリス、イェジー・ピオトロヴスキーのトリオ編成、プロデュースはエドヴァルト・スピルカ。数多あるSBBのアルバムの中では、おそらく日本のリスナーには最も知名度のある作品と思われ、全体に3~10分程度のわりとキャッチーなナンバーが並んでいて、1曲目のインスト曲以外は全てボーカル入り。炸裂ヘヴィ・シンフォ調の1曲目が何よりカッコよく、巷ではそのインパクトで語られることが多いようだが、他の曲はメロウ&ジャジーなテイストのポップ・プログレ調が主軸となっていて、結果として1曲目だけがちょっと異質という印象。その意味では、全てに1曲目的なものを期待するともしかしてスカされるが、洗練されたポップ・プログレ系として十分に上等でドラマティック仕上がり。英語ボーカルも含め、全作品中最も聴きやすいアルバムかも知れない。ボーナスの9曲目は、79年のオムニバス「Zapraszamy Do Trojki 2」収録曲で、1曲目タイプの炸裂ヘヴィ・シンフォ系佳曲。
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輸入盤
(Progressive/Heavy Symphonic,Blues / Jewel-case CD(2019 Re-master) / Gad Records/Poland)
Josef Skrzek(kbd,b,hmca,vo)
Apostolis Anthimos(g)
Jerzy Piotrowski(ds)
Producerd by Edward Spyrka
収録曲目
01.Walkin' Around The Stormy Bay
02.Loneliness
03.Why No Peace
04.Welcome Warm Nights And Days
05.Rainbow Man
06.How I Can Begin
07.Last Man At The Station
bonus track:
08.Deszcz Kroplisty, Deszcz Ulewny (radio session)
09.Rainbow Man (full version)
10.Last Man At The Station (edit)
11.Why No Peace (writing sessions)