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ポーランドのGAD(グレート・オーディオヴィジュアル・ディスカヴァリーズ)レコードから、77年(9,11曲目)と78年(10曲目)のポーランド国営ラジオ・セッション音源3曲(06年メタル・マインド盤と同じ)をボーナスで加えての、19年新規リマスターでのリシュー。SBBは、元ブレイクアウトのヨセフ・スカーチェクが中心となって71年にシェミャノヴィツェ・シロンスキェで結成されたグループで、SBBとはシュレジアン・ブルース・バンドの略称。71～73年はニーメンのバックを務め5枚のアルバムを制作、74年にバンド単独でファースト・アルバムをリリース、それ以降40年以上に渡って現在も活動を続けるポーランドを代表するロック・バンドの1つ。本作は、78年にドイツのシュピーゲライからリリースされたセヴンス・アルバムで、オリジナル・スリーヴ仕様。メンバーは、ファーストから不変のスカーチェク、アンティモス・アポストリス、イェジー・ピオトロヴスキーのトリオ編成で、プロデュースはレシェク・スラニナ。本作から、「ウェルカム」、「スロヴェニアン・ガール(セクスの英語バージョン)」までの3枚が、英語ボーカルということも含めいわゆるシンフォニック・プログレ系のリスナーの人には最もアピールする時期で、巷での人気も根強い。旧LP片面1曲づつの組曲が2曲収録されていて、どちらもスペイシーで浮遊感のある洪水キーボードを軸とした、ドラマティックで濃密なヘヴィ・シンフォニック・サウンドを展開。開放感十分の拡がりを感じさせるキーボード群や、嫌味なくキャッチーでくっきりしたボーカル、炸裂するドラムに比べ、少しギターの比重が少ない印象だが、それでも見せ場はそれなりにあって、全体に雄大でヘヴィ・シンフォニック系としてはわりと文句なしの好盤と思う。ボーナスは、「ウェルカム」収録曲のヴァリエーションなど。
輸入盤
(Progressive/Heavy Symphonic,Blues / Jewel-case CD(2019 Re-master) / Gad Records/Poland)
Josef Skrzek(kbd,b,hmca,vo)
Apostolis Anthimos(g)
Jerzy Piotrowski(ds)
Producerd by Leszek Slanina
収録曲目
"Going Away" :
01.Freedom With Us
02.3rd Reanimation
03.Going Away
04.(Zywiec) Mountain Melody
"Follow My Dream" :
05.Wake Up
06.In The Cradle Of Your Hands
07.Growin'
08.Follow My Dream
bonus track(radio):
09.Krolewskie Marzenie
10.Wiosenne Chimery
11.Dla Przyjaciot
