& 
!
チェコのスープラフォンから、21年新規リマスター＆3面開きデジパックでのリシュー。80年のアルバム未収シングル両面2曲、82年の未発表ライヴ音源3曲、15～21年の再編ライヴ音源6曲の計11曲をボーナスCDで加えての、結果としてオリジナルと同じ2枚組。プログレス2は旧チェコ・スロヴァキアのブルノ出身のグループで、ビート系バンドのプログレス・オーガニゼイションを母体としている。71年にアルバム「バルノダイ」リリース後一度解散、スクーピナ・アレシェ・シグムンダやスクーピナ・ヤナ・ソホラの名前で数多の歌手のバック・バンドとして活動後、77年にバルノダイとして再結成、78年にアルバム「マウグリ」をリリース後、再びプログレス2に改名した。本作は、82年に旧チェコのパントンからリリースされたセカンド・アルバムで、メンバーは、前作からのズデニェク・クリュカ、ミロシュ・モラーヴェク、パヴェル・ペルツの3人に、新たにローマン・ドラゴウン(ex.フトゥーラム,ストロンボリ,etc)を加えた4人編成。基本的には前作の延長線上にあるヘヴィ・シンフォニック・プログレ路線だが、ブルージーさとスペイシー感、キャッチーさはある程度担保しつつも、全体に洗練感が増しているというか、16ビート基調のクロスオーヴァー感も顕われてきている印象。ハード調で甘いトーンのギター、ノリのよさとプログレ感が同居するキーボード、くっきりとしたボーカル、ヘヴィで堅実なリズム隊による演奏は上等で、キメもビシバシとハマっていて素直にカッコいい。タイプとしては同じ旧チェコのシンコピィ辺りに、サウンド的にはハンガリーのイースト辺りに近似する感じで、ボーナスのライヴ音源も含め、東欧プログレ系の好盤と思う。尚、本作のスリーヴは92年の再発時のもので、素敵なオリジナル・スリーヴもブックレットの中に見開きでプリントされている。
輸入盤
(Progressive/Heavy Symphonic,Crossover / Digi-Pack 2CD(2021 Re-master) / Supraphon/Czech)
Roman Dragoun(vo,kbd,per)
Milos Moravek(g,vo)
Pavel Pelc(b,kbd,vo)
Zdenek Kluka(vo,ds,per,fl)
Pavel Vane(g,vo)reunion
Radek Kaspar(sax)reunion
Mira Barabas(tp)reunion
Producerd by Zdene Kluka
収録曲目
(Disc1):
01.Ja
02.Setkani
03.Kdo Jsem?
04.Svet Dzungle
05.Zakon
06.Opici Narod
07.Strach
08.Ztaceny Raj
09.Muz, Ktery Se Podoba Odvracene Strane Mesice
10.Nezname Nepoustej Dal
11.V Raji Stoleti
12.Rekamni Suita
13.S Maskou A Bez Masky
14.To Ja Se Vracim
15.Ozveny
16.Cim Je Svet Muj
(Disc2/bonus):
"1980 single":
01.Clovek Stroj
02.Ze Tvych Clasu V Ni Se Dotykam
"1982 live in Brno":
03.Muz, Ktery Se Podoba Odvracene Strane Mesice
04.Nezname Nepoustej Dal
05.V Raji Stoleti/Rekamni Suita/S Maskou A Bez Masky
"reunion live":
06.Svet Dzungle (2015 live in Zatec)
07.Cim Je Svet Muj (2018 live in Praha)
08.To Ja Se Vracim (2019 live in Brno)
09.Muz, Ktery Se Podoba Odvracene Strana Mesice (2016 live in Ostrava)
10.Ze Tvych Vlasu V Ni Se Dotykam (2015 live in Zatec)
"special bonus":
11.Svet Prilis Se Roztocil (2021 live in Brno)
