ハンガリーのハンガロトンから、70年~71年におけるアルバム未収シングル3曲をボーナスで加えての、03年新規リマスターでのリシュー。オメガはブダペスト出身のグループで、ヤーノシュ・コボールとラズロー・ベンコが中心となって62年に結成されている。数多のメンバー変遷を経ながら現在も活動を続けている、おそらくハンガリーのロック・バンドの中では最も知名度のあるグループで、ロコモティヴGT、ニュートン・ファミリー等の派生・関連バンドを持つ。本作は、70年にハンガリーのハンガロトンからリリースされたサード・アルバムで、メンバーは、ファーストから不変のコボール、ベンコ、ガーボル・プレシェル、ジェルジ・モルナー、タマーシュ・ミハリー、ヨーシェフ・ラウクスの6人編成。前作までのアート・ロック的サウンドを基調としつつも、本作ではプログレ色よりもハード色が強くなっているというか、ハード・ロックといい切れる程ではないが、全作品中最もハード色が出ている印象。クラシカルな要素も交えた派手めでブルージーな楽曲を、ハード調のギター、上等なオルガン&キーボード、ヘヴィなリズム隊を軸とした演奏で展開して、そこにフルートやトランペットがアクセントを添える。ちょっとぶっきらぼうな感じのハンガリー語のボーカルも、アンサンブルには十分ハマっていて慣れると味わい深い。粘っこくて太いリズムと、適度にブルージーでヨレた感じの雰囲気が、B級ハード・プログレ好きの琴線をくすぐる好盤と思う。シュワンクマイエルを彷佛させる変テコなスリーヴも面白い。本作後、プレシェルとラウクスは脱退してロコモティヴGTを結成。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Psyche/Art Rock,Blues,Hard / Jewel-case CD(2003 Re-master) / Hungaroton/Hungary)
Janos Kobor(vo)
Gabor Presser(org,kbd,vo)
Gyorgy Molnar(g,hmca)
Laszlo Benko(fl,tp,vo)
Tamas Mihaly(b,cello)
Jozsef Laux(ds,per)
Producerd by Unknown
収録曲目
01.Oh, Jojj!
02.Ahol A Boldogsagot Osztottak!
03.Maradj Velem
04.Oh, Barbarella
05.H., Az Elektromos Furesz
06.Az Ejszakai Orszaguton
07.Utcan, A Teren
08.Van Egy Szo
09.Utazas A Szurke Folyon
10.Olyan Szepen Mosolygott
11.Egy Kis Piheno
12.Veszkijarat
bonus track(1970-71 single):
13.Ballada A Fegyverkovacs Fiarol
14.Sotet A Varos
15.Ulok A Hoban