UK/EUのキャエリーシ・ミュージック?(Caerllysi Music)から、本作制作時のアウトテイク2曲をボーナスで加えての、デジパックでのリリース。カルファーゲンは、ウクライナのハリキウ出身のキーボーティスト兼マルチ奏者、アントニー・カルーギン(ex.ホッグウォッシュ,サンチャイルド,etc)のユニットというかグループで、カルーギンがまだ高校生だった97年にスタートしている。本作は、22年にリリースされた13枚目のアルバムで、メンバーは、カルーギン、アレクサンドル・パヴロフ、コンスタンチン・イオネンチョ、イワン・ゴリツキの4人編成を基本に、曲によってマクス・ヴェリチコ、セルギー・コヴァロフ、ヤン・ヴェダマン、イェレーナ・クシー等が適時ゲスト参加、カルーギンとウィリアム・マッキー(ex.ホッグウォッシュ,サンチャイルド,etc)の共同プロデュース。概ね、インスト中心のメロディアスなシンフォニック・プログレを展開していて、従来のクラシカルな要素は担保しつつ、クロスオーヴァー調のジャジーさやカンタベリー的キャッチーさを織り交ぜた感じのサウンド。本作のタイトルは、おそらくキャラヴァンの著名作を踏まえているのかも知れず、自分達で考えたファンタージー・ストーリーを基にしたコンセプト作品だそうで、耳触りが丸い音色と流暢で柔らかい演奏、適度にドラマティックなアレンジが、いい塩梅のジェネシス的情感に収束。ブルース色の薄い洗練されたプログレ感は、普通にブリティッシュ的でいわゆる東欧感は薄いが、流していて素直に心地好い好盤と思う。余談だが、「緑と金」から「青と黄」へのグラデーション的なスリーヴは、ウクライナ国旗を彷彿させられる。ウクライナに平和を!。
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輸入盤
(Progressive/Symphonic,Crossover,Canterbury / Digi-Pack CD(2022) / Caerllysi Music/UK,EU)
Antony Kalugin(kbd,per,vocoder,vo)
Alexandr Pavlov(el-g,ac-g)
Konstantin Ionencho(b,d-b)
Ivan Goritski(ds)
Sergii Kovalov(acdn)
Max Velychko(ac-g,el-g)
Yan Vedaman(sax)
Elena Kushchii(fl)
Produced by Antony Kalugin & William Mackie
収録曲目
01.Kingfisher And Dragonflies (part 3)
02.Land Of Green (part 1)
03.Land Of Green (part 2)
04.Solis Festum
05.Land Of Green (part 3)
06.Pastoral
07.Garden Of Hope (part 1)
08.Land Of Gold
09.Garden Of Hope (part 2)
bonus track:
10.Land Of Jazz
11.Land Of Jazz (outro)