ポーランドのメタル・マインドから、78年のアルバム未収シングル2曲と78年~79年における未発表ラジオ・セッション4曲の、計6曲をボーナスで加えての09年新規リマスター&デジパックでのリシュー。ヨセフ・スカーチェクはポーランドのシュレジアン地方シェミャノヴィツェ出身のキーボーティスト兼ベーシストで、何よりSBB、ブレイクアウトでの活動で知られていると思う。本作は、80年にポーランドのムーザからリリースされたソロ名義セカンド・アルバムで、キーボード、ギター、ベーズ、ドラム等々、全てのパートをスカーチェク1人でマルチにこなした多重録音作品だが、一切チープさを感じさせない、見事な壮大さを放つサウンドを展開。リズム・パートは派手ではなく、全体にキーボード中心のポップ&ブルージーなシンフォニック・プログレ方面だが、ピアノ、エレピ、オルガン、シンセを駆使した洪水系のキーボード群がともかくも華麗かつ雄大で、テクニック一点張りではない情感のある分厚いアンサンブルを堪能出来る。旧LPのA面B面各1曲という大曲2曲の構成で、特に旧B面が素晴らしく、嫌味のない哀愁のピアノ・アルペジオとボーカル・ライン、ストリングス系の洪水キーボードに、スペイシーなSE的シンセが飛び交う様は、文句なしに心地好くてカッコいい。SBBのような炸裂バンドものではないが、非常に上質なシンフォニック・プログレの掘出し物的好盤と思う。ボーナス群は4,5分の曲が多いが、本編と同じような情感の佳曲もあってけっこう楽しめる。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Symphonic,Blues,Pop / Jewel-case CD(2009 Re-master) / Metal Mind/Poland)
Josef Skrzek(p,el-p,cvnt,syn,org,g,b,syamisen,t-bells,mrba,per,hmca,vo)
Producerd by Unknown
収録曲目
1.Zacmienie Slonca
2.Toczy Sie Kolo Historii
bonus track:
3.Szczesliwi Z Miasta N. (1978 single)
4.Andantino X107 (1978 single)
5.Etiuda Rodzinna (1978-79 radio session)
6.Slodkie Oczekiwanie (1978-79 radio session)
7.Owoc Milosci (1978-79 radio session)
8.Przejscie Przez Czas (1978-79 radio session)