スロヴァキアのパヴィアン・レコードから、デジパックでのリリース。イヴァ・ビトヴァはスロヴァキア出身のロマ系譜のヴァイオリニスト兼ボーカリストで、フレッド・フリスの映画「ステップ・アクロス・ザ・ボーダー」へのパヴェル・ファイト(ex.デュナイ)とのデュオでの出演の他、ヴラディミール・ヴァーツラヴェク、バン・オン・ア・カン、シュカンパ四重奏団等との共演でも知られているかも知れない。ヴァイオリン弾き語りスタイルを基本として、ロマ音楽とスラヴ音楽を融合させた独特の音楽性を持つ希有な存在。本作は、16年にリリースされたヴァーツラヴェクを軸としたユニットのチコリとのセカンド・アルバムで、前作「イヴァ・ビトヴァ&チコリ」から15年振りの作品。メンバーは、ビトヴァ、ヴァーツラヴェク、ヤロミール・ホンザーク、オスカル・トロク(ex.ヴァーティゴ・クィンテット,etc)の4人を中心に、曲によってミロス・ドヴォジャーチェク、ハミート・ドラケ、アントニーン・ファイト(ビトヴァとファイトの息子)、イヴォ・ヴィクトリン等が適時ゲスト参加。トランペッターが代わっているが、ビトヴァ、ヴァーツラヴェク、ホンザーク、ドヴォジャーチェク等の軸となるメンバーは変わらずで、無重力的浮遊感と淡い郷愁感が緻密な演奏に収束する、前作のニュアンスが概ね担保されたアシッド・フォーク調チェンバー系サウンドを展開。さりげないがバンド感十分のコール&レスポンスと、プログレ的アレンジの引き締まった緊張感は、むしろより濃密になった印象で、正しくサイケでとても心地好い、文句なしの大好盤と思う。素晴らしい!。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Psyche,Acid Folk,Strange / Digi-Pack CD(2016) / Pavian Records/Slovak)
Iva Bittova(vo,vln,per)
Vladimir Vaclavek(ac-g,el-g)
Jaromir Honzak(contrabass,b)
Oskar Torok(tp,fl-hrn)
Milos Dvoracek(ds,per)
Hamid Drake(ds,per)
Antonin Fajt(p,electronics)
Ivo Viktorin(vo)
Producerd by Unknown
収録曲目
1.Noc
2.At Home
3.One Heart
4.A Paper Cone
5.Brizy
6.Tichy Plac
7.Je Mi Zima
8.Zele
9.Andel