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ロシアのソヴィエト・グレイルからのリシュー。ガネーシュは旧ソ連邦時代のトルクメニスタン出身のグループで、おそらくオレグ・コロリョフとリシャド・シャフィが中心となって70年代末頃に結成されたらしい。本作は、84年に旧ソ連のメロディアからリリースされたセカンド・アルバムで、2曲目以外の5曲は99年ロシアのボエム・レコード盤「リシャド・シャフィ・プレゼンツ・ガネーシュ」で一度CD化されている。メンバーは、コロリョフ、シャフィ、ミハイル・ログンツォフ、ヴラジーミル・ベロウソフ、ガーサン・マメドフ、カージリザ・エジーゾフ等々。概ね、トルクメニスタンのアラビックな民族音楽を基調とした、テクニカル・ジャズロックまたはフュージョン・プログレを展開していて、アラビック音楽の要素とプログレ的要素が交叉する、言葉通りのクロスオーヴァー・サウンド。シャフィの手数の多いパーカッシヴなドラムと、コロリョフのスペイシーなキーボード、ベロウソフのファンキーかつ達者なベースを軸に、時折部厚いブラス・セクションやヴァイオリン、シタール等も交えたアンサンブルはギラギラ感十分で、バカテクな演奏も素直にカッコいい。全体に、重いノリで炸裂を見せるスペイシー・ファンク・プログレ調が基本だが、アラビック以外のアジア的な民族音楽色を絡めた煮え切らないニュー・エイジ調のパートも、妙なサイケ感でけっこう面白い。ちょっと独特の異国情緒感を楽しめる、インパクト大の好盤と思う。
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輸入盤
(Progressive/Crossover,Psyche,Alabic / Jewel-case CD(2019) / Soviet Grail/Russia)
Rishad Shafi(ds,per)
Oleg Korolev(kbd)
Mikhail Loguntsov(g,sitar)
Vladimir Belousov(b,vo)
Gasan Mamedov(vln)
Khajiriza Ezizov(vo)
A.Stasyukevich(tp)
Y.Aliyev(tb,vo)
S.Morozov(sax,fl)
V.Rizaev(sax)
S.Stepaniants(kbd)
& Others
Producerd by Unknown
収録曲目
1.Baikonur
2.Bu Derdy
3.Oriental Express
4.Rhythms Of The Caucasus
5.Wind From The Gang
6.Vietnamese Frescoes
