スロヴァキアのパヴィアン・レコードから、24年新規リマスター&3面開きデジパックでのリシュー。フェルマータは旧チェコ・スロヴァキアのブラチスラヴァ出身のグループで、元パヴェル・ハメルのプリュディやコレギウム・ムジカムのフランチシェク・グリグラークと、トマーシュ・ベルカが中心となって73年に結成されている。本作は、91年にリリースされたエイス・アルバムで、84年セヴンス「Ad Libitum」から7年振りの作品。メンバーは、グリグラーク、マルチン・ハンゼル(ex.プリュディ,イグジット 40,etc)、マリウス・バルトン(ex.ドリアン・グレイ,etc)、インジフ・G・プランカ(ex.プレスバーグ,etc)の4人編成、プロデュースはペテル・ディミトロフ。ほぼ解散状態だった時期を経て、グリグラーク以外のメンバーを一新した再編復活的アルバムで、前作のボーカル導入ポップ・ロック路線から一転した、従来のジャズロック/フュージョン・プログレ系インストに回帰したサウンドを展開。沈黙期間中に、グリグラークは多少なりともメタリックなトーンや音作りを習得したものと思われ、楽曲のクラシック要素導入も含め幾許かの変化は感じられるが、堅実なバカテク感は変わらずに担保されていて、ハード・フュージョン系としてわりと素直にカッコいい。随所でブルージーに弾き倒すギターと、適時要所を引き締める多彩なキーボードを軸に、それなりに派手なリズム隊のハマりもよく、メロディアスなバカテク・プログレ系の好盤と思う。
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輸入盤
(Progressive/Crossover,Fusion,Blues / Digi-Pack CD(2024 Re-master) / Pavian Records/Slovak)
Frantisek Griglak(g,kbd)
Martin Hanzel(kbd)
Marius Barton(b)
Jindrich G. Planka(ds,per)
Produced by Peter Dimitrov
収録曲目
1.Dr. Gamow
2.Psie Boogie
3.Pod Tichou Riekou
4.Stretnutie
5.Spomienka Na Amsterdam
6.Mardi Gras
7.Hriesnik
8.Hrdzovlasa