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スロヴァキアのパヴィアン・レコードから、3面開きデジパックでのリリース。フェルマータは旧チェコ・スロヴァキアのブラチスラヴァ出身のグループで、元パヴェル・ハメルのプリュディやコレギウム・ムジカムのフランチシェク・グリグラークと、トマーシュ・ベルカが中心となって73年に結成されている。本作は、19年にリリースされた12枚目のアルバムで、05年「ネクスト」以来14年振りの再編スタジオ作品。メンバーは、グリグラーク、ベルカ、マソ・ミクロシュ(ex.ミステリアス・エクリプス,etc)、タマーシュ・ベリツァの4人編成。ギター、ドラム・プログラミング、キーボード、プロデュース兼任のグリグラーク、久々に復帰したキーボードのベルカの、オリジナル・メンバー2人を軸に、濃密なフュージョン・プログレ方面のサウンドを展開していて、洗練されたクロスオーヴァー的楽曲とプログレ的アレンジがいい塩梅で交叉。ブルース基調のギターは、流暢さや音色のチョイス、ハミ出し加減が近年のジェフ・ベック辺りに近似する印象で、適度にプログレ調のキーボードのハマりもよく、ドラムはプログラミングながら全体のアンサンブルはバンド感十分。ともかくも、さりげなくテクニカルで上等なギターは素直にカッコよく、ノリのよいロック感が十二分に担保されていて、懐メロ的再編とは明らかに一線を画す重厚な手応えの好盤と思う。プログレ愛好家も、クロスオーヴァー／フュージョン系愛好家も、まずもって楽しめるのでは。カッコよし！。
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輸入盤
(Progressive/Crossover,Fusion,Blues / Digi-Pack CD(2019) / Pavian Records/Slovak)
Frantisek Griglak(g,kbd,ds-machine,programming)
Tomas Berka(kbd)
Maxo Miklos(kbd)
Tamas Belicza(b)
Produced by Frantisek Griglak
収録曲目
01.Booze Night (Nasavacka)
02.Ladies Of Avion (Slecny Z Avionu)
03.Blumental Blues (Blumental Blues)
04.The Pigeons Of St.Florian (Florianove Holuby)
05.Last Dance On The "Firsnal" Place (Posledny Tanec Na Firsnali)
06.The Copper Cock (Medeny Kohut)
07.Hommage 'A Marian
08.Stupid Morning (Blbe Rano)
09.The Breakfast At Stein (Ranajky U "Stajna")
10.First Morning Tram (Prva Ranna Elektricka)
