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スロヴァキアのオパス・レーベルから、09年新規リマスター＆2CDでのリシュー。新規ブックレット付で、音質もクリアでよくなっている。コレギウム・ムジカムはスロヴァキアのブラチスラヴァ出身のグループで、元パヴォル・ハメル＆プリュディのマリアン・ヴァルガが中心となって69年に結成されている。ブルー・エフェクト(モドリー・エフェクト／M.エフェクト)やフェルマータ等とともに、日本でもわりと知名度のある旧チェコ・スロヴァキアのビッグ・ネームの1つ。本作は、71年に旧チェコのオパスからリリースされたセカンド・アルバムで、オリジナルLP同様の2枚組。メンバーは、ヴァルガ、フランチシェク・グリグラーク、フェドール・フレショ、ドゥシャン・ハーイエクの4人編成を基本に、1曲でハメルがヴォーカルでゲスト参加、ヴィレーム・ヴァスコヴィチュとヴァルガ、フレショの共同プロデュース。ゲストのハメルも含め結局全員元プリュディのメンバー達で、ジャジーで達者なリズム隊に乗せて、ヴァルガのキレのよいハモンド・オルガンと、グリグラークのブルージーなギターが炸裂する演奏はともかくも素直にカッコいい。ジャズとクラシックをミックスさせて、若干の実験色も織り交ぜた楽曲は、例えばザ・ナイスとELPの狭間を行く感じで、ハモンド・オルガンとギターが炸裂する王道シンフォニックから、超絶と美麗の両面を持つピアノ・プログレ、トムとジェリーのようなバカテク・コミカル・ナンバーなどなど、濃密なゴッタ煮感はかなり面白い。実験色に好き嫌いはあるかも知れないが、ヘヴィ・シンフォニック系やクラシカル・プログレ系愛好家なら、まずもって楽しめる好盤と思う。この後、グリグラークは脱退してフェルマータを結成。
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輸入盤／デッドストック入荷
(Progressive/Symphonic,Jazz,Classic,Psyche / Jewel-case 2CD(2009 Re-master) / Opus/Slovak)
Marian Varga(org,p,subharchord)
Frantisek Griglak(g,vo)
Fedor Freso(b,vo,mdln)
Dusan Hajek(ds)
Pavol Hammel(vo)
Producerd by Viliam Vaskovic, Marian Varga & Fedor Freso
収録曲目
1.P.F.1972
2.Suita Po Tisic A Jednej Noci/After Thousand And One Nights Suite
- Free Creation Of Musical Theme from N.A. Rimskij Korsakov's Ballet
3.Piesne Z Kolovratku/Spinning-Wheel Songs
4.Eufonia/Euphony
