チェコのスプラフォンから、20年新規リマスター&3面開きデジパック&2枚組でのリシュー。ブルー・エフェクトは、元マタドールズのラディム・ハラディークが中心となって69年にプラハで結成されたグループで、モドリー・エフェクト、M.エフェクトと名前を代えながら上質のプログレ作品を量産した。本作は、チェコ・ラジオ・ジャズ・オーケストラ(CRJO)と共演した、モドリー・エフェクト名義の2枚のアルバム(71年ファーストと74年セカンド)をコンパイルしたカップリング2CDで、オリジナルはどちらも旧チェコ・スロヴァキアのパントン・ミュージック。ハラディークが参加した72年のCRJOのアルバム「ジャズ・ルドヴィコヴスキー・イン・プラハ」収録曲(ディスク1/6曲目)と、モドリー・エフェクトの75年サード「モドリー・エフェクト&ラディム・ハラディーク」収録曲(ディスク2/5~7曲目)の、計4曲をボーナス収録。メンバーは、ファーストがハラディーク、ルチェク・スメルカ、イジー・コゼル、ヴラド・チェフの4人編成、セカンドはコゼルがヨセフ・クーストカに交代した4人編成を基本に、曲によってカレル・ルージチュカ等が適時ゲスト参加、CRJOの指揮&アレンジはカミル・ハーラ、プロデュースはオスカル・イエリーネク。インストのファースト、ボーカル入のセカンド、どちらもジョン・エサーリッジ的ブルージー・ギター、プログレ然としたキーボード群、重厚にドライヴするリズム隊、分厚いブラス隊が炸裂。畳み掛けるドラマティックなアレンジも濃密で、ともかくも文句なしにカッコよく、ブルース、ハード、ジャズ・ロック、ヘヴィ・シンフォニックのハイブリット・プログレ大好盤と思う。素晴らしい!。
輸入盤
(Progressive/Jazz Rock,Blues,Hard,Symphonic / Digi-Pack 2CD(2020 Re-master) / Supraphon/Czech)
Radim Hladik(g)all
Lesek Semelka(kbd,vo)1,2
Jiri Kozel(b,vo)1
Josef Kustka(b,vln,vo)2
Vlado Cech(ds)1,2
Karel Ruzicka(org)2
Sbor Pavla Kuhna(vo)2
& Others
with Czech-Slovak Radio Jazz Orchestra(1,2)
Conducted & Arranged by Kamil Hala(1,2)
Producerd by Oskar Jelinek(1,2)
収録曲目
(CD1/Nova Synteza):
1.Ma Hra
2.Smer Jihovychod
3.Popinavy Brectan
4.Blues Modreho Efektu
5.Nova Synteza
bonus track(from "CZECHOSLOVAK RADIO JAZZ ORCHESTRA/Jazz Ludvikovskij V Praze"):
6.Variace Na Baletni Suitu Arama Chacaturjana Gajane
(CD2/Nova Synteza 2):
1.Nova Synteza 2
2.Je Treba Obout Boty A Pak Dlouho Jit
3.Kliste
4.Jedenacteho Rijna
bonus track(from "MODRY EFEKT & RADIM HLADIK/Same"):
5.Boty
6.Skladanka
7.Ztraty A Nalezy