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チェコのスプラフォンから、76～78年のアルバム未収シングル6曲をボーナスで加えての、08年リマスターでのリシュー。多分初CD化。ボヘミアはプラハ出身のグループで、元モドリー・エフェクト(ブルー・エフェクト)のルチェク・スメルカ、元フラメンゴのヤン・クビークとヴラディミール・グマ・クルハーネク等が中心となって75年に結成されている。当時のチェコ・スロヴァキアにあっては、ある意味スーパー・バンドだったかも知れない。本作は、78年に旧チェコのパントンからリリースされた唯一のアルバムで、メンバーは、スメルカ、クビーク、クルハーネク、ミハル・パヴリーチェク(ex.エキスパンズ)、ミハエル・コチャプ、ヤン・ハーラ、パヴェル・トルナフスキーの7人編成、歌詞は詩人のパヴェル・ヴルバ、プロデュースはヴラディミール・メルトリーク。プログレ的楽曲とアレンジが、16ビート的8ビート基調の引き締まった演奏と見事なマッチングを見せる、タイトかつソリッドなジャジー・プログレを展開。スメルカの特徴的なハイトーン・ボーカルや適度な哀愁を放つ曲調が、自ずとスメルカ在籍時のモドリー・エフェクト的雰囲気に収束する感じだが、洗練されたソリッドなロック感はむしろフラメンゴに近似する印象で、ダイナミズムの効いたアレンジ、いい塩梅のドラマティック感、バンド感十分のノリのよい演奏は素直にカッコいい。過度にならないトリプル・キーボードの厚みやキレのよいギターも含め、全体にアンサンブルは上手くて上質だが、特にメロディアスなベースと的確なドラムは非常に上等。ボーナスにも佳曲が多く、ともかくも東欧プログレ系文句なしの好盤と思う。
輸入盤／デッドストック入荷
(Progressive/Blues,Jazz Rock,Heavy Symphonic / Jewel-case CD(2008 Re-master) / Supraphon/Czech)
Lesek Semelka(vo,el-p,kbd)
Michal Pavlicek(el-g,ac-g)
Michael Kocab j.h.(cvnt,el-p,p)
Jan Hala(syn,kbd)
Jan Kubik(sax.fl,clnt,vo)
Vladimir Kulhanek(b)
Pavel Trnavsky(ds)
Pavel Vrba(lyrics)
Jiri Tomek(per)bonus
Pavel Frustensky(ds)bonus
Produced by Vladimir Mertlik
収録曲目
01.Chor Minulych Nohou V Pruchodu Pasaz
02.Zatisi Peronnich Listku
03.Sen O Snu
04.Horke Letni Stmivani
05.Milenci Pred Pollockovym Obrazem
bonus track(single):
06.Co Mi Brani (1977)
07.Vina Kridel (1977)
08.King Gong (1978)
09.U Studanky (1978)
10.Navsteva Ve Zverexu (1977)
11.Bulgaria Express (1976)
