UK/EUのエソテリック・レコーディングスから、71年のアルバム未収シングル両面2曲や、71年3~12月のBBCセッション&コンサート音源21曲等計23曲をボーナスで加えての、23年新規リマスター&3枚組ボックスでのリシュー。ファミリーは、62年にチャーリー・ホイットニーがレスターで結成したファリーナスを母体として、ロジャー・チャップマンとリック・グレッチが加入後の67年にロンドンに進出、リプライズ・レーベルとの契約の際に名前をファミリーに改めた。この後ストリートウォーカーズやブラインド・フェイス、スタッドやキング・クリムゾン等々へと繋がっていく、ブリティッシュ・ロックの太い幹を担ったグループの1つ。本作は、71年にUKリプライズからリリースされたフィフス・アルバムで、メンバーは、前作からのチャップマン、ホイットニー、ポリ・パーマー、ロブ・タウンゼントに、新たにジョン・ウェットン(ex.モーグル・スラッシュ,キング・クリムゾン,etc)が加入した5人編成、バンドとジョージ・チェキアンツの共同プロデュース。ブルース、スワンプ、プログレをサイケで括った、病んだダンディズムが絶品のサウンド。ウェットンは新加入なのだが、一聴して彼とわかるあのブイブイ・ベースは勿論、チャップマンを差し置いてリード・ボーカルを取るナンバーもあって、すでにかなりバンドにハマっている印象。プログレ愛好家の多くは、何故だかクリムゾン以前のウェットンを無視する傾向が強いが、もし彼のベースとボーカルが本当に好きなら、本作と次作はまずもって楽しめるはず。ともかくも、パブ・ロック的ジャム・バンド感と一捻りあるプログレ色が独特のマッチングを見せる、ブリティッシュ然とした文句なしの好盤と思う。素晴らしい!。ボーナスのBBC音源群も素直にカッコいい。
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輸入盤/限定盤
(Progressive/Blues,Swamp,Psyche / Clamshell Box 3CD(2023 Re-master) / Esoteric/UK,EU)
Roger Chapman(vo,g,per)
Charlie Whitney(g,mdln,per)
Poli Palmer(vib,kbd,fl,per)
John Wetton(vo,b,kbd)
Rob Townsend(ds,per)
The Ladbroke Horns(horn)
Produced by Family & George Chkiantz
収録曲目
(CD1 Fearless remastered):
01.Between Blue And Me
02.Sat'd'y Barfly
03.Larf and Sing
04.Spanish Tide
05.Save Some For Thee
06.Take Your Partners
07.Children
08.Crinkley Grin
09.Blind
10.Burning Bridges
bonus track(1971 single):
11.In My Own Time
12.Seasons
(CD2/bonus "BBC Sessions 1971"):
"BBC Bob Harris Session 1st March 1971":
01.Processions / No Mule’s Fool
02.Part Of The Load
03.Lives and Ladies
04.Strange Band
05.Hometown
"BBC Top Gear Session 2nd July 1971":
06.In My Own Time
07.Save Some For Thee
08.Seasons
09.Burning Bridges
"BBC Bob Harris Session 08 November 1971":
10.Children
11.Between Blue and Me
(CD3/bonus "BBC Radio One In Concert 28th December 1971"):
01.Good News, Bad News
02.Spanish Tide
03.Part Of The Load
04.Drowned In Wine
05.Holding The Compass
06.Between Blue And Me
07.Children
08.In My Own Time
09.Take Your Partners
10.The Weaver’s Answer