カナダのレ・ディスク・バズ・ミュージックから、見開きデジスリーヴでのリシュー。もしかして正規初CD化。オッフェンバッハは、ケベック州モントリオール出身のグループで、ジェラール・ブール、ジャン・グラヴェ、ミシェル・ラモーゼ等が在籍していたレ・ガン・ブランを母体として、69年にオッフェンバッハ・ソープ・オペラに改名、72年にアルバムをリリース後、73年に再びオッフェンバッハに改名した。プログレ色を内包した初期から、ポップ・ハード方面へと変遷しながら86年まで活動(その後断続的に再編)、地元ケベック州では現在でもかなりのビッグ・ネームとして知名度の高い存在。本作は、78年にカナダのケベック・ディスクからリリースされたセクス・アルバムで、メンバーは、ブール、グラヴェ、ジョン・マクガル、ブリーン・ルブーフの4人に、ドラムは曲によってピエール・ラヴォワかピエール・リンゲ(ex.ヴォ・ヴワザン,etc)、スリーヴ・イラストはヴィットリオ・フィオルッキ、バンドとルネ・マロの共同プロデュース。前作までは、アングラな煮え切らないプログレ感内包でくすぶっていたが、ブルース基調のポップ・ハード方面にシフトした結果、4万枚以上のセールスのヒット作となった。とはいえ、どこか芝居がかったシアトリカルなイモっぽさやヘヴィネスは十分に担保されていて、スカっとキャッチーなハードネスと面白いマッチングを見せる。タイトでノリのよい演奏は素直にカッコよく、サザン・ロック系のブルージーさやポップネスもハマっていて、この線としては少しクセのある味わいの好盤と思う。このバンドの諸作はどれも悪くない。
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輸入盤
(Pop Hard/Blues,Pops / Digi-Sleeve CD(2022) / Return To Analog/Canada)
Gerald Boulet(vo,org,p)
Jean Gravel(g,vo)
John McGale(g,fl,vo)
Breen LeBoeuf(b,vo)
Pierre Lavoie(ds)
Pierre Ringuet(ds)
Richard Beaudet(sax)
Produced by Offenbach, Rene Malo
収録曲目
01.Je L'Sais Ben
02.Deux Autres Bieres
03.Les Eaux Qui Dorment
04.Mes Blues Passent Pu Dans'Porte
05.Je Chante Comme Un Coyote
06.Femme Qui S'En Va
07.Bye Bye
08.Quand Les Hommes Vivront D'Amour
09.J'ai L'Rock N' Roll Pis Toe
10.Ayoye