ドイツのレパートリーから、08年新規リマスター&ペーパースリーヴでのリシュー。見開き紙ジャケ仕様で、音質はクリアで迫力もあって非常によい。ダストはニュー・ヨーク出身のグループで、リッチー・ワイズが中心となって69年に結成されている。何より、マーク・ベル(aka.マーキー・ラモーン)のデビュー・バンドとして知られているかも知れない。本作は、72年にUSAブッダ/カーマ・スートラからリリースされたセカンド・アルバムで、メンバーは、ファーストと同じリッチー・ワイズ、ケニー・アーロンソン、マーク・ベルのトリオ編成、ケニー・ケルナーとワイズの共同プロデュース、スリーヴ・イラストはフランク・フラゼッタ。基本的には、ファーストと同路線のゴリゴリ・ハード系なのだが、アコースティック・ギターやストリングスを導入したナンバーもあって、適度にキャッチーでメロディアスな側面を見せる。ブルージーなリフを基調としたポップ・ハード的要素と、後のラモーンズにも通じる高速パンク・ハード的要素が上手いマッチングを見せていて、ギター・トリオらしいパワー・ポップ的炸裂感はわりと圧巻。それ程ブルース色が強くないという方面では、例えばサー・ロード・バルティモア辺りにも通じるタイプで、フラゼッタの鮮やかなスリーヴも含め、素直にカッコいいアメリカン・ハードの好盤と思う。この後、ワイズはキッス等のプロデューサーへ転身、アーロンソンはデリンジャー等へ。マーク・ベルはエスタスを経てラモーンズへ加入し、前述の通りマーキー・ラモーンとなる。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Pop Hard/Blues,Psyche,Punk / Paper-Sleeve CD(2008 Re-master) / Repertoire/German)
Richie Wise(vo,g)
Kenny Aaronson(b,g)
Marc Bell(ds,per)
Producerd by Kenny Kerner & Richie Wise
収録曲目
1.Pull Away/So Many Times
2.Walk In The Soft Rain
3.Thusly Spoken
4.Learning To Die
5.All In All
6.I Been Thinkin
7.Ivory
8.How Many Horses
9.Suicide