韓国のビッグ・ピンク・ミュージックから、18年新規リマスター&ペーパースリーヴでのリシュー。紙ジャケ仕様、インサート入、オビ付。ハンソンは、ジャマイカ生まれのジュニア・マーヴィン・ハンソン(aka.ジュニア・カー)が、73年にロンドンで結成したグループで、73~75年にマンティコアから2枚のアルバムをリリースして解散した。ジュニアは、ボブ・テンチのガス、キーフ・ハートリー・バンド、スティーヴ・ウインウッド等とも絡むが、ハンソン後の77年にギタリストとして参加した、ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズでの活動で何より知られているかも知れない。本作は、74年にUKマンティコアからリリースされたセカンド・アルバムで、メンバーは、ジュニア、ニール・マーレイ(ex.ナショナル・ヘルス,コロシアム II,etc)、グレン・ル・フルール(ex.ゴンザレス,ジ・アタック,etc)、ブラザー・ジェームズ(ex.ツトム・ヤマシタズ・ゴー,etc)の4人編成を基本に、曲によってアンドレ・ルイス(ex.フランク・ザッパ,etc)、マルロ・ヘンダーソン等々が適時ゲスト参加、マリオ・メディオスとジュニアの共同プロデュース。概ね、ファンク・ハードと呼べるサウンドを展開していて、弾きまくり系ファズ&ワウ・ギターとソウルフルなボーカル、メロディアスで饒舌なベース、ノリのよいドラム&パーカスによる演奏は、炸裂感十分でわりと素直にカッコいい。楽曲やリフ&フレーズのB級ハード感は味わい深く、ゲストのオルガン&クラヴィネットも下品にハマっていて、この線としては素直に楽しめる好盤と思う。
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輸入盤
(Pop Hard/Blues,Funk,Psyche / Paper-Sleeve CD(2018 Re-master) / Big Pink Music/Korea)
Junior Hanson(vo,el-g,ac-g)
Neil Murray(b)
Glen LeFleur(ds,per)
Brother James(conga,per)
Andre Lewis(org,cvnt)
Marlo Henderson(el-g)
Cassandra(vo)
Mario Medious(vo)
Produced by Mario Medious & Junior Hanson
収録曲目
1.Rocking Horseman
2.Modern Day Religion
3.Down Into The Magic
4.Rock Me Baby
5.Love Yer, Need You
6.Boy Meets Girl
7.American Beauty Rose
8.Looking At Tin Soldiers
9.Magic Dragon