UKのゴンゾ・マルチメディアからのリシュー。特にリマスター表記はないが、音質はクリアで迫力もあってよい。ディテクティヴは、元シルヴァーヘッドのマイケル・デ・バレス、元ステッペン・ウルフのマイケル・モナーク、元イエス、バジャーのトニー・ケイ等が77年に新たに結成したグループで、英米混合メンバーのスーパー・バンドとして鳴り物入りでデビューした。本作は、78年にUKスワンソングからラジオ放送用のプロモーショナル・オンリー盤としてリリースされたライヴ・アルバムで、77年にニュー・ヨークのアトランティック・スタジオで行われたスタジオ・ライヴを収録したもの。メンバーはデ・バレス、モナーク、ケイ、ボビー・ピケット、ジョン・ハイドの5人編成で、ほぼファーストとセカンドからの曲を演奏。モナークの達者なブルージー・ギターと、デ・バレスのグラミーなシャウト・ボーカルを軸に、少しファンク色も織り交ぜたゼップ・ライクなポップ・ハードを展開していて、演奏も上手く少しスカしたオシャレ感のある楽曲も悪くない。スタジオ盤では、ハイドのドラムはかなりボーナムっぽかったが、本作での演奏はあまりそうは感じられず、むしろ突っ込み気味の疾走感のほうが強い印象。また、スタジオ盤ではほとんど影が薄かったケイが逆にけっこう弾きまくっていて、少々荒っぽさもあるがギターと同じくらい目立っていて面白い。もしかしてデ・バレスより上手いボーカルも披露するピケットが、終始安定して上等なベースを弾いていて、全体としても素直にカッコいい好ライヴ盤と思う。EUプレス盤
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輸入盤/デッドストック入荷
(Pop Hard/Blues,Funk / Jewel-case CD(2013) / Gonzo/UK,EU)
Michael Des Barres(vo)
Michael Monarch(g)
Tony Kaye(kbd)
Bobby Pickett(b,vo)
Jon Hyde(ds)
Producerd by Unknown
収録曲目
1.Help Me Up
2.Got Enough Love
3.Recognition
4.One More Heartache
5.Detective Man
6.Grim Reaper
7.Fever
8.Nightingale
9.Tear Jerker/Good Rockin' Tonight