USAのドリフトレス・レコーディングスから、限定アナログLPでのリリース。イジー・ジョンソンはミシガン州南東部出身のシンガー・ソング・ライター(SSW)で、本作は21年にリリースされたファースト・アルバム。メンバーは、ボーカル&ギター、アンビエント・サウンドのイジーを軸に、ジョニー・ハンソン、アンシア・リー、エリー・ダフチュアル、オーガスタ・モリソンが適時参加、イジーとハンソンの共同プロデュース。くぐもり感十分のナイロン弦アコースティック・ギターによる、ミニマリスティックなアルペジオやフレーズを基調に、ほわ~っとしたドローン・エレクトロニクス&キーボード、前に出ない鼻歌的ボーカルが浮遊する、アシッド・フォークとアンビエントの狭間を行くサウンドを展開。時折彩りを添えるゆったりしたエレキ・ギターやハープ、地中海音楽的リリカルさのフルート&ピアノ、木漏れ日感満点の楽曲などなど、淡い情感がまろやかに寄せては引くサウンドスケープ。概ね、リンダー・パーハクス辺りのアシッド・フォーク感に近似する印象だが、輪郭のぼかし方やドローン感は最早アンビエント・ミュージックの範疇で、ともかくも流していて非常に心地好い。リアルな存在感を少しデフォルメし過ぎている感じもあるが、その分アンビエント的には洗練されていて、正しくサイケな音像とドリーミーさは見事。イジーの出自が関連するかは判らないが、出身地は古くからの先住民アニシナアベ族の土地だそうで、自然と共にあるスピリチュアルな肯定感が滲み出る好盤と思う。心地好し!。
只今在庫切れとなってしまいました。ご予約オーダー・お問い合わせ等は、問い合わせフォームからお受けいたします。入荷見込み・時期など現在の状況を改めてお知らせいたします。
輸入盤/限定プレス
(Acid Folk/Folk,SSW,Progressive / Vinyl LP(2021) / Driftless Recordings/USA)
Izzy Johnson(vo,g,ambient-sounds)
Johnny Hanson(harp,b,shaker)
Anthea Leigh(kbd)
Elly Daftuar(fl)
Augusta Morrison(vln)
Produced by Izzy Johnson & Johnny Hanson
収録曲目
Side A:
1.Intro
2.Opening
3.Loving
4.Existing
5.Growing
Side B:
1.Letting Go
2.Falling
3.Being
4.Seeing
5.Outro