UK国内のBGOから、21年新規リマスター&カップリング2CDでのリシュー。スリップ・ケース付で、ここではそのスリップ・ケースを載せた。コロシアム・セカンドは、テンペスト解散後の75年にジョン・ハイズマンが新たに結成したグループで、最初はゴーストというバンド名だったが、契約先のブロンズ・レーベルの要請によりコロシアム・セカンドに改名させられたらしい。本作は、77年のセカンド「エレクトリック・サヴェイジ」とサード「ウォーダンス」をカップリングした2枚組で、2枚ともオリジナルはUKのMCA。メンバーは、どちらもハイズマン、ゲイリー・ムーア(ex.スキッド・ロウ,シン・リジィ,etc)、ドン・エイリー(ex.レインボー,etc)、ジョン・モール(ex.シャドウショウ,etc)の4人編成、プロデュースはセカンドがハイズマン、サードがマーティン・レヴァンとハイズマンの共同。2作品とも、ファーストで抜けたリード・ボーカリストの後任を補充せず、必要な場合はムーアがボーカルを担当するスタイルで、インスト中心のバカテク・ジャズ・ロック系サウンドを展開。小賢しいドカスカ感満点のドラムと、ハード・ロック・マナーの強いギターを軸に、ツボを押さえたキーボードと堅実なベースが絡む演奏は、ともかくもノリがよくて非常に上手い。随所に変拍子を交え、テクニカルさが前面に顕われた楽曲や畳み掛けるアレンジ、キメがビシバシとハマる様は圧巻。どちらも、ジャズ・ロックというよりはフュージョン/クロスオーヴァー的洗練感十分で、演奏を楽しむタイプのハード・フュージョン系の線としては、わりと文句なしにカッコいい好盤と思う。
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輸入盤
(Progressive/Jazz Rock,Hard,Fusion / Jewel-case 2CD(2021 Re-master) / BGO Records/UK)
Gary Moore(g,vo)
Don Airey(p,el-p,syn,org,kbd)
John Mole(b)
Jon Hiseman(ds,per)
Produced by Jon Hiseman(2), Martin Levan & Jon Hiseman(3)
収録曲目
(CD1 "Electric Savage (1977/2nd)"):
1.Put It This Way
2.All Skin And Bone
3.Rivers
4.The Scorch
5.Lament
6.Desperado
7.Am I
8.Intergalactic Strut
(CD2 "Wardance (1977/3rd)"):
1.Wardance
2.Major Keys
3.Put It That Way
4.Castles
5.Fighting Talk
6.The Inquisition
7.Star Maiden/Mysterioso/Quasar
8.Last Exit