UKのエソテリックから、75年のデモ音源3曲(ディスク1: 7~9曲目)と76年のデモ音源7曲(ディスク2全曲)の計10曲をボーナス(05年UKキャッスル盤と同じ)で加えての、12年新規24ビット・リマスター&2枚組でのリシュー。音質がクリアで迫力もあって、今までのCD盤の中で一番よい。コロシアム・セカンドは、テンペスト解散後の75年にジョン・ハイズマンが新たに結成したグループで、最初はゴーストというバンド名だったが、契約先のブロンズ・レーベルの要請によりコロシアム・セカンドに改名させられたらしい。本作は、76年にUKブロンズからリリースされたファースト・アルバムで、メンバーは、ハイズマン、ゲイリー・ムーア(ex.スキッド・ロウ,シン・リジィ,etc)、ニール・マーレイ(ex.ナショナル・ヘルス,ホワイトスネイク,etc)、ドン・エイリー(ex.レインボー,etc)、マイク・スターラス(ex.ルシファーズ・フレンド,etc)の5人編成、76年のボーナス・セッション音源はハイズマン、ムーア、エイリー、ジョン・モールの4人編成。上手くて上等なメンバー達による、文句なしのバカテク・ジャズ・ロック・プログレ方面で、マハヴィシュヌ・オーケストラ的な炸裂インスト・パートは素直にカッコよく、洗練感のあるボーカル・パートとのマッチングも上々。ブルースを基調としつつも、テクニカルな高速パッセージとテンションの高さで圧倒するタイプの演奏と、線が細めでAOR的な都会的ボーカルの組み合わせも、結果としてソリッドな印象を生んでいて面白い。全体に、カッチリとタイトな炸裂タイプのバカテク・プログレ・サウンドとして、ハード・フュージョン系やハード・ロック系愛好家も十分に楽しめるだろう好盤と思う。ボーナスのデモ音源にも圧巻のナンバーが多く、ともかくもカッコよし!。人脈図付
輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Jazz Rock,Hard,Fusion / Jewel-case 2CD(2012 24bit Re-master) / Esoteric/UK)
Jon Hiseman(ds,per)
Gary Moore(g,vo)
Don Airey(kbd)
Neil Murray(b)
Mike Starrs(vo)
John Mole(b)bonus
Producerd by Jon Hiseman & Colosseum II
収録曲目
(Disc1):
1.Dark Side Of The Moog
2.Down To You
3.Gemini And Leo
4.Secret Places
5.On Second Thoughts
6.Winds
bonus track(August 1975 Studio Demo Session):
7.Castles
8.Gary's Lament
9.Walking In The Park
(Disc2/July 1976 Studio Demo Session):
1.Night Creeper
2.The Awakening
3.Siren Song
4.Castles
5.The Scorch
6.Rivers
7.Interplanetary Slut