UKのジャズ・イン・ブリテン(JIB)から、24年新規リマスター&4面開きデジスリーヴ&2CDでのリリース。LTD.500プレス盤。レイ・ラッセルはロンドン出身のギタリストで、ロック・ワークショップ、ランニング・マン、マウス、ショパン、RMS等々を経て、現在もソロ活動を続けるビッグ・ネームの1人。本作は、サブ・タイトル通り67〜69年にロンドンのジャズ・クラブで行われたレイ・ラッセル・クァルテットのライヴ音源集2枚組で、BBCジャズ・ワークショップやジャズ・クラブ放送用音源をコンパイルしたもの。今回、20年JIB盤LP「スポンティニアス・イヴェント」収録の6曲(CD1/4,5,7曲目、CD2/6,8,10曲目)に、マスター・テープに現存する残りの音源を全て加えてのCDリリースで、クレジット・メンバーは、 ラッセル、ロイ・フライ、ピーター・レマー、デイヴ・ホランド、ロン・マシューソン、アラン・ラシュトンの6人、ラッセルとジョン・サーロウ(リマスター・エンジニア)の共同プロデュース。内容は、CD1/1〜4曲目が67年5月14日、CD1/5〜8曲目が67年11月22日、CD1/9,10&CD2/1,2曲目が68年4月3日、CD2/3〜6曲目が68年7月31日、CD2/7〜10曲目が69年1月8日で、前述の「スポンティニアス・イヴェント」収録6曲とダウンロード・ボーナス曲だったCD1/6,8&CD2/7曲目以外は初出未発表音源。「ターン・サークル」と「ドラゴン・ヒル」の収録曲も含め、フリー・ジャズ、ブルース・ジャズ、スピリチュアル・ジャズの要素が交叉する、バンド感十分のアンサンブルを堪能出来る。ヨレヨレな炸裂のこの人のギターは、ともかくも妙なエグ味があって面白い。
輸入盤/限定500枚プレス
(Progressive/Jazz,Free Jazz,Blues / Digi-Sleeve 2CD(2024 Re-master) / Jazz In Britain/UK)
Ray Russell(g)all
Roy Fry(p)CD1/1-8,CD2/3-10
Peter Lemer(p)CD1/9,10,CD2/1,2
Dave Holland(b)CD1/1-8
Ron Mathewson(b)CD1/9,10,CD2/all
Alan Rushton(ds)all
Produced by Ray Russell & John Thurlow
収録曲目
(CD1):
01.Mr P C
02.Falling In Love With Love
03.Ballad ('Bonita')
04.Spontaneous Event
05.Spring Flower
06.Bonita
07.Peruvian Triangle
08.The Fry And I
09.A Day In The Life Of A Slave In Lower Egypt (Part III 'Path')
10.Fire Dance
(CD2):
01.Tarot
02.Sombrero Sam
03.Theme For Sue
04.Thespius
05.We Lie Naked In The White Snow
06.Dragon Hill
07.Spinning Disc
08.Can I Have My Paper-back Back
09.Ballad ('Bonita)
10.First Sighting