UKのリズム&ブルース・レコードからのリリース。ニール・アードレイはロンドン近郊のサリー州ウェリントン出身のジャズ・ピアニスト兼コンポーザー、 ニュー・ジャズ・オーケストラ(NJO)は64年末にアードレイが中心となって結成されたビッグ・コンボ編成のジャズ・バンドで、この後グラハム・ボンド・オーガニゼーションやコロシアム、グリ-ンスレイド、ニュークリアスやパラフェルナリア等々、ジャズとロックのハイブリット・シーンで多くの派生グループの母体となった、ブリティッシュ・ジャズのビッグ・ネーム。本作は、タイトル通り68,70年のBBCセッション音源をコンパイルした初出発掘音源盤で、NJOの68年7月17日「ジャズ・クラブ(1〜6曲目)」、ニール・アードレイ・グループ(NAG)の70年10月19日「ジャズ・イン・ブリテン(7〜13曲目)」、70年6月28日「サウンズ・オブ・ザ・70s(14曲目)」の3番組を収録。メンバーは、NJOがアードレイ、ジョン・ハイズマン、トニー・リーヴス、ディック・ヘクトール・スミス、イアン・カー、デイヴ・ゲリー、バーバラ・トンプソン、フランク・リコッティ、ヘンリー・ロウサー、マイク・ギブス等々、NAGがアードレイ、カー、トンプソン、リコッティ、ノーマ・ウインストン、クリス・ローレンス、マイク・トラヴィス等々(おそらく14曲目は一部違うメンバー)。68年NJOは、ブリティッシュ・ジャズ調の夕暮れ&くぐもり感十分で、わりといつものNJO的なジャズ・オーケストラ、70年NAGは、ノーマのエレガントなシンギングが冴え渡る美しいサウンドで、どちらも非常に上等。尚、曲間に短い曲紹介DJが入るラジオ仕様。
輸入盤
(Progressive/Jazz,Symphonic / Jewel-case CD(2024) / Rhythm & Blues Records/UK)
Neil Ardley(leader,p)all
Ian Carr(tp,fl-horn)all
Dave Gelly(sax,clnt)all
Barbara Thompson(sax,fl)all
Frank Ricotti(vib,mrba)all
Derek Watkins(tp)1-6
Henry Lowther(tp)1-6
Jim Philip(sax,clnt)1-6
Dick Heckstall-Smith(sax)1-6
Chris Pyne(tb)1-6
Robin Gardner(tb)1-6
Michael Gibbs(tb)1-6
George Smith(tuba)1-6
Tony Reeves(b)1-6
Jon Hiseman(ds)1-6
Norma Winstone(vo)7-14
Chris Laurence(b)7-14
Mike Travis(ds)7-14
Produced by Unknown
収録曲目
"New Jazz Orchestra, Jazz Club 17.7.1968":
01.Nardis
02.Summertime
03.Study based on Suite in Modo Polonico
04.Angle
05.Rebirth
06.Dusk Fire
"Neil Ardley Group, Songs by Mike Taylor and Neil Ardley, Jazz In Britain 19.10.1970":
07.Summer Sounds, Summer Sights
08.Land Of Rhyme In Time
09.Pendulum
10.After Long Silence
11.Song Of Love
12.Jumping Off The Sun
13.Time Wind
"Neil Ardley Group, Sounds of the 70s 28.6.70":
14.Shades Of Blue