UKのジャズ・イン・ブリテンから、デジパックでのリリース。LTD.500プレス盤。マイク・テイラーはロンドン出身のピアニストで、ロック系リスナーにはクリームへの楽曲提供で知られているかも知れない。66年にクァルテット、67年にトリオで各1枚づつアルバムをリリースしたが、長年のLSD禍の末69年1月にテムズ川で溺死した。本作は、65年1月8日のロンドンのウエストクリフ・オン・シー・スタジオ・クラヴでのライヴを収録した発掘音源盤で、ジョン・ハイズマン所蔵音源。メンバーは、テイラー、デイヴ・トムリン、トニー・リーヴス、ハイズマンの4人編成、プロデュースはマット・パーカー。トムリンとハイズマンは66年のクァルテット名義「ペンデュラム」のメンバーで、その「ペンデュラム」に収録される2曲目も含め、全体にビ・バップ調のノリのよい演奏を展開。テイラーのピアノは、現代音楽にも通じる不安定だが美しい響きのスケールを多用するスタイルで、達者で切れ味のよいドラム、ボトムをしっかり押さえるウッドベース、軽快なソプラノ・サックスとのコール&レスポンスのハマりも上々。派手な炸裂ではないが、ジャズ然としたスウィング感が流していて心地好く、わりと聴きやすい好ライヴ盤と思う。尚、トムリンはこの後グレン・スウィニーと共に、ジャイアント・サン・トロレイを経てサード・イアー・バンドのオリジナル・メンバーとなる。
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輸入盤/限定500枚プレス
(Progressive/Jazz / Digi-Pack CD(2021) / Jazz In Britain/UK)
Mike Taylor(p)
Dave Tomlin(sax)
Tony Reeves(b)
Jon Hiseman(ds)
Produced by Matt Parker
収録曲目
1.Son Of Red Blues
2.Night In Tunisia
3.Folk Dance #1
4.Half Blue
5.Mandala