UKのブリティッシュ・プログレッシヴ・ジャズから、デジパックでのリシュー。音質はクリアで迫力もあってよい。キース・ティペットはブリストル出身のピアニストで、キース・ティペット・グループ(KTG)は最初のリーダー・グループ。メンバーが揃ってキング・クリムゾンに、ディーンがソフト・マシーンに参加したことで、プログレ系のリスナーにもよく知られるビッグ・ネーム。本作は、サブ・タイトル通り70年1,8月のスタジオ・ライヴをコンパイルした初出発掘盤で、ラジオ放送用のレコーディング音源。メンバーは、1月(1~3曲目)がティペット、エルトン・ディーン、マーク・チャリグ、ニック・エヴァンス、ジェフ・クライン、トレヴァー・トムキンスの6人編成、8月(4~6曲目)がティペット、ディーン、チャリグ、エヴァンス、ロイ・バビントン、ブライアン・スプリングの6人編成、レストア&プロデュースはマット・パーカー。1月はファースト「ユー・アー・ヒア~」レコーディング時だが、ファースト収録曲はセレクトされておらず、セカンド「デディケイテッド~」に収録される2曲目も含め、くぐもり感を担保しつつわりと端正な盛り上がりを見せる。8月は全員セカンド参加メンバーで、3曲ともこの後セカンドに収録されることになるが、そのスタジオ盤ヴァージョンとは違ったテイストのフリー・フォームな炸裂を堪能出来る。5曲目の途中でのフェードアウトは少し残念だが、1月の透徹した緊張感、8月の激しい昂揚感、どちらもバンド感十分でプログレ系の耳には素直にカッコいい。ブリティッシュ・ジャズ&ジャズ・ロック愛好家なら、まずもって楽しめるだろう好ライヴ盤と思う。素晴らしい&合掌!。
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輸入盤
(Progressive/Jazz Rock,Jazz / Digi-Pack CD(2022) / British Progressive Jazz/UK)
Keith Tippett(p)all
Elton Dean(sax,saxello)all
Marc Charig(cornet)all
Nick Evans(tb)all
Jeff Clyne(d-b,b)1-3
Trevor Tomkins(ds)1-3
Roy Babbington(b)4-6
Bryan Spring(ds)4-6
Consultation: Julie Tippetts
Produced by Matt Parker
収録曲目
"Live studio session, London, January 1970":
1.How Long This Time?
2.Thoughts To Geoff
3.In A Vacant Mood
"Live studio session, London, August 1970":
4.Five After Dawn
5.Green & Orange Night Park
6.Thoughts To Geoff (version 2)