UKのエソテリックから、13年新規24ビット・リマスターでのリシュー。音質はクリアで迫力もあってよい。ヘンリー・ロウザーはレスターシャー州レスター出身の管楽器奏者&アレンジャーで、トランペット&コルネットをメインに、グラハム・コリアーやマイケル・ガリック、ボブ・ダウンズ・オープン・ミュージック、キース・ティペットズ・アークから、マンフレッド・マン、ブルースブレイカーズ、C.C.S.(コレクティヴ・コンシャスネス・ソサエティ)や、キーフ・ハートリー・バンド、ロコモーティヴ、ホークローズ等々まで、ブリティッシュ・ジャズ&ジャズ・ロックやブルース・ロック系の数多のアルバムに参加している。本作は、70年にUKデラムからリリースされた唯一のソロ・バンド名義アルバムで、メンバーは、ロウザーを軸に、ギルガメッシュのマイク・トラヴィスや、ダリル・レンズウィック、トニー・ロバーツ、マイク・マクナフ、ジミー・ジュエルといった真っ当なジャズ畑のミュージシャン達が適時参加、プロデュースはニール・スレイヴン。ブルースを基調とした、いかにもブリティッシュ的なゴッタ煮感のあるブルージー・ジャズを展開。全体にグルーヴィなナンバーが多く、曲によってはロウサーがヴァイオリンも弾いていて、ちょっと古めかしいクラシカルな雰囲気もある。突出したナンバーがあるわけでもなく、それ程派手な印象ということもないのだが、わりとメロディアスで田舎っぽさのあるサウンドには当時の空気感がよく顕われていて、何とはなしに懐かしさや聴きやすさがある。くぐもり感や煮え切らなさも含め、ブリティッシュ然としたB級感十分のサウンド。
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輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Jazz Rock,Blues,Psyche / Jewel-case CD(2013 24bit Re-master) / Esoteric/UK)
Henry Lowther(tp,fl-h,vln,per)
Tony Roberts(sax,clnt,per)
Mike McNaught(el-p,per)
Daryl Runswick(b,per)
Mike Travis(ds,per)
Jimmy Jewell(sax)
Neil Slaven(per)
Producerd by Neil Slaven
収録曲目
1.Introduction
2.Trav'lling Song
3.Plaything (Child Song And Anima)
4.3/4 Skip (Trip-Up)
5.Between
6.Puppet Song