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イタリアのマ・ラ・カシュ・レコードから、見開きデジスリーヴでの再リリース。ルオヴォ・ディ・コロムボは、フレア解散後のエリオ・ヴォルピーニが、兄のエンゾとともに73年にローマで新たに結成したグループで、日本での知名度はそれ程高くはないようだが、ゴブリン、チェリー・ファイヴ、フレア・オン・ザ・ハニー、フレア、エトナ関連の、ゴブリン人脈バンドの1つ。本作は、24年1月に自主制作CD-R盤でリリースされたセカンド・アルバムで、24年10月に新装スリーヴ＆プレスCDニュー・エディションで再リリースされた300枚限定プレス盤。73年ファースト「コロムブスの卵」から51年振りの作品で、メンバーは、唯一のオリジナル・メンバーのエリオ、ステファノ・ヴィカレッリ(ex.ラ・バッテリア,フォンデリア,etc)、サブリナ・スクリヴァ(ex.ズー・ディ・ヴェネレ,etc)、ルクレツィオ・デ・セタ(ex.マルコ・ジョコリ・トリオ,etc)の4人を核に、曲によってエリオのフレア＆エトナ時代の僚友カルロ・ペニッシ、アントニオ＆アゴスティーノ・マランゴーロ兄弟(ex.ゴブリン,etc)や、ピーノ・バッラリーニ(ex.イル・ロヴェッショ・デッラ・メダーリャ,etc)、ルチアーノ・レゴーリ(ex.ラコマンダータ・リチェヴュータ・リトルノ,サマディ,etc)等々が適時ゲスト参加。新曲(1,5,10曲目)に、ファーストのリメイク(2,4,8曲目)、フレアのリメイク(7曲目)、エトナのリメイク(3,6,9曲目)を織り交ぜた構成で、バカテク・ジャズ・ロックとハード・シンフォニックの要素が交叉。その意味では、シンセの音色や地中海的陽光の空気感などなど、ファースト時のイタリアン・ロック感がけっこう担保されていて、従来のイタリアン・ロック愛好家はかなり楽しめる好盤と思う。
輸入盤／限定300枚プレス
(Progressive/Jazz Rock,Symphonic / Digi-Sleeve CD(2024) / Ma.Ra.Cash Records/Italy)
Elio Volpini(b,el-g,vo)
Stefano Vicarelli(org,syn,kbd)
Sabrina Scriva(b)
Lucrezio De Seta(ds)
Carlo Pennisi(g)
Antonio Marangolo(sax)
Agostino Marangolo(ds)
Fabio Cerrone(g)
Pino Ballarini(vo)
Luciano Regoli(vo)
& Others
Produced by Unknown
収録曲目
01.Sorvolando L'Arabia Saudita
02.Anja
03.Beneath The Geyser
04.Io
05.I Want Your Wife
06.French Picadores
07.Amazzone A Piedi
08.L'Indecisione
09.South East Wind
10.L'Ultimo Volo
