イタリアのディアロゴから、見開きデジスリーヴでのリシュー。スピラーレは、ローマのカサル・パロッコ地区出身のグループで、ジャンカルロ・マウリーノ、ペッペ・カポレッロ、ジャンパオロ・アスコレーゼのトリオを母体として73年に結成されたらしい。著名サックス奏者のマリオ・スキアーノの紹介でキング・ユニバーサルと契約、74年にアルバム「スピラーレ」をリリースするが、セールスが振るわず75年に解散、フォーク・マジック・バンドに移行した。その後07年に再編、ライヴを含む2枚のアルバムをリリースしている。本作は、前述のファースト「スピラーレ」で、メンバーは、マウリーノ、カポレッロ、アスコレーゼ、コルラド・ノフリ、ガエターノ・デルフィニの5人編成、プロデュースはトニ・コゼンツァ。概ね、ペリジェオ辺りをもう少しアメリカ寄りにして、ユーロ・ジャズ的なローマ以南の地中海音楽&イタリアン・トラッドやアフロ・ジャズ方面の要素も織り交ぜた、わりと暑苦しさ十分のジャズ・ロック調サウンドを展開。ガヤガヤと盛り上がるハイテンションなアンサンブルと、砂埃が舞う感じの乾いた音像はそれなりにイタリア然としていて、イタリアン・ロックの耳にもわりと素直にカッコいい。その意味では、一部巷で紹介されているような、アルティ・エ・メスティエリ方面の洗練感やエレガントさとは趣を異にする印象だが、遠からずのイタリア臭さが感じられる側面もあって、ジャズ・ロック系愛好家ならけっこう楽しめるのではと思う。
輸入盤/デッドストック入荷
(Progressive/Jazz Rock,Jazz / Digi-Sleeve CD(2022) / Dialogo/Italy)

Corrado Nofri(p,el-p,mrba,sanza,siren,marranzano)
Giancarlo Maurino(sax,fl,per)
Gaetano Delfini(tp,tb,per,vo)
Peppe Caporello(contrabass,g,tbrn,per)
Giampaolo Ascolese(ds)
Produced(Supervised) by Toni Cosenza
収録曲目
1.Rising
2.Cabral
3.Una Ballata Per Yanes
4.Peperoncino (Cose Vecchie, Cose Nuove)



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