UK/EUのレパートリーから、デジパックでのリリース。コロシアムは、元ニュー・ジャズ・オ-ケストラ、グラハム・ボンド・オーガニゼイションのジョン・ハイズマン、ディック・ヘクトール・スミス、トニー・リーヴスが中心となって、68年にロンドンで新たに結成されたグループで、この後テンペスト、モーグル・スラッシュ、コロシアムII、グリーンスレイド等の派生バンドを生んだ、ブルース系ブリティッシュ・ジャズ・ロックのビッグ・ネーム。本作は22年にリリースされた新作で、スタジオ盤としては94年の再編以降フォース・アルバム。メンバーは、クリス・ファーロウ(ex.アトミック・ルースター,etc)、デイヴ(クレム)・クレムソン(ex.ベーカルー,ハンブル・パイ,etc)、マーク・クラークの往年の70年代メンバー3人を核に、曲によってマルコム・モーティマー(ex.ジェントル・ジャイアント,etc)、ニック・スティード、キム・ニシカワラ、ロニー・リーヒー(ex.ストーン・ザ・クロウズ,etc)、 レイ・デトーン、ラルフ・シムズの他、おそらくハイズマンの実娘アナ・グレイシー、クラークの実娘ペイジ・クラーク等が適時参加。概ね、ブルース・ロック調のハードネスとジャズ・ロック調プログレ色がいい塩梅で交叉する、少しだけフュージョン的洗練感も内包した濃密なサウンドを展開。クレムソンのギターを軸とした重厚なアンサンブルは素直にカッコよく、従来のジャック・ブルース/コロシアム的楽曲感も担保されていて、相変わらずパワフルなファーロウのボーカルや、よく動くクラークのベースのハマりも上々。確かにコロシアムと呼べる印象で、わりと手応え十分に楽しめる好盤と思う。
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輸入盤
(Progressive/Blues,Jazz Rock / Digi-Pack CD(2022) / Repertoire/UK,EU)
Chris Farlowe(vo)
Clem Clempson(g,kbd,vo)
Mark Clarke(b,vo)
Nick Steed(org,p,syn)
Kim Nishikawara(sax)
Malcolm Mortimore(ds,per)
Ana Gracey(vo)
Paige Clark(vo)
Ronnie Leahy(kbd)
Ralph Sims(ds)
Ray Detone(per,g)
Produced by Unknown
収録曲目
01.First In Line
02.Hesitation
03.Need Somebody
04.Tonight
05.A Cowboy's Song
06.Innocence
07.If Only Dreams Were Like This
08.I'll Show You Mine
09.Home By Dawn
10.Story Of The Blues