UK/EUのスピリット・オブ・ユニコーン・ミュージックから、76年のシングル両面2曲(シングル・ヴァージョン)をボーナスで加えての、25年新規リマスター&デジパックでのリシュー。アラン・ホワイトはダラム州ペルトン出身のドラマーで、何よりイエスでの活動で知られていると思う。60年代後半に10代でセッション・マンとして活動を開始、69年にプラスティック・オノ・バンドに参加以降、ジョン・レノンの「イマジン」の他、ジョージ・ハリスン、ポール・コゾフ、ベル+アーク、ポール・ウィリアムズ、ジンジャー・ベイカーズ・エア・フォース等々のアルバムに参加、72年のイエス加入時には、すでにそれなりに知られるセッション・ドラマーだった。本作は、76年にUKアトランティックからリリースされたソロ名義唯一のアルバムで、メンバーは、ホワイト、ピーター・カートリー(ex.リフ・ラフ,etc)、ケニー・クラドック(ex.マーク・アーモンド,リンディスファーン,etc)、コリン・ギブソン(ex.マーク・アーモンド,スナッフ,etc)、アラン・マーシャル(ex.ゼブラ,ワン,etc)の5人を中心に、曲によってブラス&女性コーラス隊、デヴィッド・ベッドフォードの手によるストリングス、イエスのジョン・アンダーソンとスティーヴ・ハウ等が適時参加、プロデュースはホワイト。概ね、リフ・ラフ方面のブルージーなジャズ・ロックを基調としたゴッタ煮プログレを展開していて、イエスの文脈でしか聴かない人にはアピールしないかもとも思うが、実はゴッタ煮ブリティッシュ系としてかなり濃密で上等なサウンド。ホワイト、カートリー、クラドック、マーシャルはハッピー・マガジン時代の僚友で、バンド感が十分に担保されたアンサンブルは素直にカッコよく、くぐもり感内包の楽曲もさらっとメロディアスで悪くない。おそらく聴かず嫌い的に無視してる人が多いかも知れないが、ブルース&ジャズ・ロック文脈で聴くとかなり素敵な、ジャジー・プログレ系の好盤と思う。
輸入盤
(Progressive/Blues,Jazz Rock / Digi-Pack CD(2025 Re-master) / Spirit Of Unicorn Music/UK,EU)

Alan White(ds,per)
Peter Kirtley(g,vo)
Kenny Craddock(kbd,vo)
Colin Gibson(b,per)
Alan Marshall(vo)
Bud Beadle(sax,fl)
Steve Gregory(sax,fl)
Henry Lowther(tp)
Andy Phillips(steel-pan)
Madeline Bell(backing-vo)
Joanne Williams(backing-vo)
Vicki Brown(backing-vo)
Jon Anderson(vo)
Steve Howe(g)
Mountain Fjord Limited(strings)
Strings Arranged & Conducted by David Bedford
Produced by Alan White
収録曲目
01.Ooooh Baby (Goin' To Pieces)
02.One Way Rag
03.Avakak
04.Spring-Song Of Innocence
05.Giddy
06.Silly Woman
07.Marching Into A Bottle
08.Everybody
09.Darkness (Parts I, II, III)
bonus track(1976 single version):
10.Ooooh Baby (Goin' To Pieces)
11.One Way Rag



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