アルゼンチンのファノカルから、23年新規リマスターでのリシュー。ウォクス・デイーはキルメス・ビールで知られるキルメス出身のグループで、ファン・カルロス・ゴドイやウィリー・キローガ(ex.ラ・ペサダ,etc)が中心となって67年に結成されたマッチ・フォーを母体としている。結成当初は、ビートルズやローリング・ストーンズ、キンクスなどのカヴァーを中心に活動していたが、アルメンドラのルイス・アルベルト・スピネッタに「スペイン語でオリジナルをやったら?」と助言され、バンド名をウォクス・ポプリー・ウォクス・デイーに改名してスペイン語のオリジナル曲をやり始める。69年にプロデューサーのホルヘ・アルバレスの目に止まってデビューし、その際にウォクス・デイーに再改名した。休止期間は挟みながらも現在も活動を続ける、アルゼンチーナ・ロックのビッグ・ネームの1つ。本作は、78年にアルゼンチンのポリドールからリリースされたナインス・アルバムで、メンバーは、キローガ、リカルド・スーレ、ルーベン・バソアルトのトリオ編成を基本に、曲によってオスカル・ロペス、ホセ・ルイアス・オジェ等が適時ゲスト参加、プロデュースはネストル・ラマ。ソロ活動のために74年以降離脱していたスーレが復帰、メインストリーム系のポップネスをある程度担保しつつも、結果として74年以前のブルース・ハード調に回帰している印象で、全体がハード・ロック的ヘヴィネスに収束。流暢なギター、粘っこいベース、ノリのよいドラムによるアンサンブルはバンド感十分で、少しぶっきらぼうなボーカルのハマりも悪くなく、わりと素直にカッコいい南米ハード系の好盤と思う。
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輸入盤
(Blues Hard/Blues,Pops / Jewel-case CD(2023 Re-master) / Fonocal/Argentina)
Ricardo Soule(vo,g,hmca)
Willie Quiroga(b,vo)
Ruben Basoalto(ds,per)
Oscar Lopez(b)
Jose Luis Olle(vo)
Nestor Rama(vo)
Producerd by Nestor Rama
収録曲目
01.Gata De Noche
02.Al Rey, A Mí Y A Vos
03.Puedes Pensar Lo Que Quieras De Mi
04.Piensalo Antes De Hablar
05.El Espejo De Tu Cuarto
06.Mis Botas De Rock
07.Como Es El Martillo Que Quisieras Tener
08.No Dejare Que Viva En Mi
09.Fantasmas En Mi Cabeza
10.Los Nervios Y Las Luces