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アルゼンチンのディスコス・マリポーサから、71年のアルバム未収シングル2曲をボーナスで加えてのリシュー。オ・テルソは、セルヒオ・インデスが中心となって68年にサンパウロで結成されたグループで、70年～99年にかけて断続的に活動していたが、ソフト・サイケ、サイケ・ハード、ヘヴィ・シンフォニックとサウンドの傾向に変遷があった。本作は、73年にブラジルのコンチネンタル・レコードからリリースされたセカンド・アルバム。メンバーは、セルヒオ・インデス、チェザル・ヂ・メルチェス、ヴィニシウス・カントゥアリアのトリオ編成が基本だが、多くの曲でルイス・パウロ・シマス(ex.モドゥロ 1000,etc)、マラン・スカーヘン・ヂ・オリヴェイラ、パウロ・チャカル、チコ・バテラ等々のゲスト参加がある。プロデュースはカルロス・アルベルト・シオン。ほぼ唯一のサイケ・ハード期のアルバムで、基本的にはブルージー・サイケ・ハードと呼べるサウンドだが、19分に及ぶラストの組曲ではプログレ的展開も見せる。概ね、ブルースを基調とした楽曲で、下品なファズ・ギター、太いベース、ドカスカのドラムによる演奏は、トリオ編成らしいハード・ロック的マナーが強く、ゲストのハモンド・オルガンもドライヴ感満点でハマりがよい。3曲目やラストの組曲の前半のような、浮遊感メインのサイケ・プログレ的パートも含め、全体にイタリアン・ロックを彷彿させられるところもあって、南米的ヨレやアメさ加減はそれ程強くはない。ラウドで勢いのある演奏はカッコよくB級感も十分で、サイケ＆ハード愛好家なら問題なく楽しめるだろう好盤と思う。
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輸入盤／デッドストック入荷
(Psyche Hard/Heavy Blues,Psyche / Jewel-case CD(2007) / Discos Mariposa/Argentina)
Sergio Hinds(el-g,ac-g,vo)
Cezar De Merces(b,ac-g,vo)
Vinicius Cantuaria(ds,vo)
Maran Schagen De Oliveira(org,p)
Luiz Paulo Simas(org,syn)
Paulo Chacal(per)
Chico Batera(per)
Paulo Moura(sax)
Mauro Senize(sax)
Ze Bodega(sax)
Produced by Carlos Alberto Sion
収録曲目
1.Deus
2.Voce Ai
3.Estrada Vazia
4.Lagoa Das Lontras
5.Rock Do Elvis
6.Amanhecer Total:
Cores
Despertar Pro Sonho
Sons Flutuantes
Respiracao Vegetal
Primeiras Luzes No Final Da Estrada
Cores Finais
bonus track(1971 single):
7.Tributo Ao Sorriso
8.Adormeceu
