メキシコのHRCレコードから、94年の再編ライヴ音源1曲をボーナスで加えてのリシュー。エアロブルスは、元マナール、パッポズ・ブルースのパッポことノルベルト・アニバウ・ナポリターノが新たに結成したグループで、本作は77年にアルゼンチンのフォノグラムからリリースされた唯一のアルバム。メンバーは、パッポ、アレハンドロ・メディナ、ロナンド・カステジョ・ジュニオールのトリオ編成で、ボーナスのベースはオスバルド・ヘンナーリ。元マナール、パッポズ・ブルース、ラ・ペサダのベースのメディナもパッポとは旧知の仲で、基本的には後期パッポズ・ブルースのソリッドなダーク&ヘヴィ・ブルージー・ハード路線を継承したサウンド。タイトでドライヴ感のあるベースとヘヴィでノリのよいドラムによる、いかにもギター・トリオらしい饒舌なリズム隊に乗せて、トニー・アイオミをよりブルージーにしたようなパッポの弾きまくりギターが大炸裂していて、全員で1つの塊となって疾走する様は文句なしに痛快。ボーカルが少しルーズだが演奏は申し分なく上手で、圧倒的な勢いと音圧があって素直にカッコいい。特にドラムのドカスカ具合がハード・ロック然としており、全体に引き締まった濃密さがあって、その意味ではこの手の70年代南米ハードにはわりと珍しいタイプだが、楽曲の南米的センスのB級感もいい塩梅でギラギラ感も十分。ハード・ロック愛好家ならまず間違いなく楽しめるだろう好盤と思う。ボーナスは94年8月26日のブラジルでのライヴ音源で、「ゴーイング・ダウン」のセッション。
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輸入盤
(Blues Hard/Heavy Blues / Jewel-case CD(2014) / HRC Records/Mexico)
Norberto Anibal Napolitano(aka.Pappo)(g,vo,p)
Alejandro Medina(b,vo)
Rolando Castello Junior(ds)
Osvaldo Gennari(b)bns
Produced by Unknown
収録曲目
01.Vamos A Buscar La Luz
02.Completamente Nervioso
03.Tema Solisimo
04.Arboles Difusores
05.Vendriamos A Buscar
06.Aire En Movimiento
07.Vine Cruzando El Mar
08.Nada Estoy Sabiendo
09.Sofisticuatro
10.Buen Tiempo
bonus track(1994 live):
11.Down In Rudge