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イタリアのBTF/ヴィニール・マジックから、11年新規リマスター＆ペーパースリーヴでのリシュー。見開き紙ジャケ仕様で、ブックレット入。音質はクリアで、迫力もあって非常によい。オザンナはナポリ出身のグループで、69年にダニーロ・ルスティチ、リノ・ヴァイレッティ、レオ・ネロ等を中心に結成されたチッタ・フロンターレを母体としている。70年にレオ・ネロが抜けて(72年にイル・バレット・ディ・ブロンゾに加入)、当時ショウメンに在籍していたエリオ・ダーナが、残ったメンバーと新しいロック・ミュージックを目指すことで意気投合、チッタ・フロンターレの発展的バンドとしてオザンナ結成となる。本作は、「パレポリ」からルスティチとダーナのウーノを挟んで74年にイタリアのフォニット・チェトラからリリースされたフォース・アルバムで、オリジナル・オザンナ最後となった作品。邦題は「人生の風景」。メンバーは、ファーストから不変のダニーロ、リノ、エリオ、レッロ・ブランディ、マッシモ・ジュアリーノの5人編成を基本に、曲によってダニーロの実弟コルラド・ルスティチ(ex.チェルヴェッロ,ノヴァ)と、ウーノのエンゾ・ヴァリチェッリがゲスト参加。74年のオイルショックでイタリア国内での活動が厳しくなった事もあってか、インターナショナル指向での英詞ナンバーが6曲中4曲あるが、オザンナ的なるものは何も損なわれておらず、もしかしてイタリアン・プログレ・ハード系最高峰の1つかも知れない。ブルージーな泣き、切ないメロディ、ブリティッシュ指向からはみ出てしまうイタリア的炸裂感、相変わらず美しい12弦ギターの響き、そのどれもが圧巻で素晴らしく、ある種の儚さや郷愁感を放ちながら濃密な炸裂を見せる。オザンナは「パレポリ」と「ミラノ・カリブロ 9」のみにあらずと思う。この後ノヴァと再編チッタ・フロンターレに分裂、再編オザンナやルーナを経て沈黙に入り、01年に三たび再編して現在に至る。えらいカッコよし！。TESオビ・解説／人脈図付
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輸入盤
(Progressive/Blues,Hard,Psyche / Paper-Sleeve CD(2011 Re-master) / Vinyl Magic/BTF /Italy)
Danilo Rustici(g,org,syn,vo)
Lino Vairetti(vo,g,mltrn,syn)
Elio D'anna(fl,sax,vo)
Lello Brandi(b)
Massimo Guarino(ds,vib,vo)
Corrado Rustici(g)
Enzo Vallicelli(per)
Producerd by Osanna
収録曲目
1.Il Castello Dell'es/城
2.Landscape Of life/人生の風景
3.Two Boys/二人の少年
4.Fog In My Mind/心の中の霧
5.Promised Land/約束の地
6.Fiume/川
7.Somehow, Somewhere, Sometime/いつか、どこかで
