イタリアのオメガ・エンタテインメントから、見開きデジスリーヴでのリリース。ニコ&ジャンニ・オブ・ニュー・トロルスは、その名の通りニコ・ディ・パーロとジャンニ・ベッレーノの再編ニュー・トロルスで、16年頃から活動を開始した。再編トロルスは、21世紀以降イル・ミト・ニュー・トロルス、ラ・レジェンダ・ニュー・トロルス、ウーノ・テンポーレ・ニュー・トロルス等々が発足して、ベッレーノ、ディ・パーロ、ヴィットリオ・デ・スカルツィ、マウリツィオ・サルヴィ、リッキー・ベローニ達が入り乱れたが、現在はこのオブ・ニュー・トロルスだけが活動している。本作は、18年ライヴ盤「ライヴ 50.0」に続き22年にリリースされたアルバムで、スタジオ盤としてはファースト。メンバーは、ディ・パーロ、ベッレーノ、ジャンニの息子でプロデュース兼任のマーモ・ベッレーノ、ナンド・コルラディーニ辺りを核に、ステファノ・ジェンティ、マッテオ・カルザが曲によって適時参加。1~6曲目「ザ・ルーツ」は、「UT」収録の「誰が知るか」や「コンチェルト・グロッソ・パート2」収録の「レット・イット・ビー・ミー」の他、60~80年代のシングル曲などトロルス時代のセルフ・カヴァー集で、わりとラヴ・ロック調のイタリア的陽光十分でキャッチーな曲が多く、当世風アレンジでポップに展開。7~17曲目「ザ・ジャーニー・コンティニューズ」は、先行シングル曲(7,8曲目)を含めた新曲群で、ポップ・ハード調の軽快なものからしっとりしたAOR調、ラップ調等々、けっこうヴァリエーションに富んだ感じだが、概ねこちらもキャッチーで聴きやすい。全体に、ロック的濃密さはそれなりに担保されていて、ディ・パーロのハイトーン・ボーカル&太いギター、ベッレーノのドカドカなドラムは健在で、往年のリスナーも楽しめると思う。
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輸入盤
(Progressive/Symphonic,Pops,Hard / Digi-Sleeve CD(2022) / Omega Entertainment/Italy)
Nico Di Palo(vo,g)
Gianni Belleno(vo,ds)
Mamo Belleno(kbd,g,ds-machine,vo)
Stefano Genti(kbd,org,sax,vo)
Matteo Calza(g)
Nando Corradini(b,vo)
Produced by Mamo Belleno
収録曲目
"LE RADICI (THE ROOTS)":
01.La Nella Casa Dell’angelo
02.Chi Mi Puo Capire
03.Annalisa
04.Quella Musica
05.Let It Be Me
06.Et Maintenant
"IL VIAGGIO CONTINUA... (THE JOURNEY CONTINUES...)":
07.Fuori Di Qua
08.La Mia Musica
09.Porte Aperte 2.0
10.Il Poeta
11.L'inferno
12.Il Tuo Viaggio
13.Disagio
14.Paura E Violenza
15.La Faccia Della Luna
16.Sogni
17.Bluebird