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イタリアのヴィニール・マジックからペーパースリーヴでのリシュー。浅いエンボス加工のあるスキンタッチ紙のような紙ジャケ仕様で、確かオリジナルは開かなかったはずが、何故か見開き。リマスター表記はないが音もわりとクリアで迫力もあってよい。イビスはニュー・トロルスの分裂グループで、イタリアン・ロック愛好家にはわりとよく知られた存在と思う。「UT」後にトロルスを辞めたニコ・ディ・パーロ、マウリツィオ・サルヴィ、フランク・ラウジェッリ、ジャンニ・ベッレーノの4人が、73年に4人の連名で「子供たちの唄、大人たちの唄(通称「?」)をリリース、その後ジャンニがソロ転向のために抜けて、代わりにイギリスからリック・パーネル(ex.アトミック・ルースター,ホース,ノヴァ,etc)が加入する形で74年に結成された。本作は、74年にイタリアのポリドールからリリースされたファースト・アルバムで、邦題は「至高の太陽」。メンバーは、前述のニコ、サルヴィ、ラウジェッリ、パーネルの4人編成。ニコ達が、トロルスの「見知らぬ桃源郷の探索」以降「UT」、「?」と追求してきた『プログレ的抒情感のあるハード・ロック』の完成形というか、プログレ的情感とハード・ロック然とした演奏、サイケ的ギラギラ感、イタリア的地中海音楽色が見事なマッチングを見せる。高揚感溢れるヘヴィネス、情熱的なハイトーンボーカル、アコースティック・パートの抒情性、プログレ然とした組曲展開、どれも申し分なく素晴らしい。ともかくも、イタリアン・プログレ・ハード系文句なしの大好盤と思う。カッコよし！。TESオビ・解説／人脈図付
輸入盤／デッドストック入荷
(Progressive/Hard,Heavy Symphonic,Psyche / Paper-Sleeve CD(2003) / Vinyl Magic/Italy)
Nico Di Palo(vo,g)
Maurizio Salvi(kbd)
Frank Laugelli(b)
Ric Parnell(ds,vo)
Produced by Ibis
収録曲目
"Divine Mountain/Journey Of Life / 神の山/生命の旅" :
1.Part 1:Vision Of Majesty/パート 1: 皇帝の幻影
2.Part 2:Travelling The Spectrum Of Soul/パート 2:魂の旅路
a)Flow Of The River Of The Mind/精神の奔流
b)A Magical Cavern/魔法の洞窟
c)On The Edge Of It All/万物の淵にて
3.Part 3:The Valley Of Mists/パート 3: 霧の渓谷
a)Song Of The Valley Deep/深き渓谷の歌
b)The Elements Clash~Storm Of Life/エレメンツ・クラッシュ～生命の嵐
4.Part 4:Vision Fulfilled/パート 4: 満たされた幻影
a)Jungle~Rythm Colour/ジャングル～リズム・カラー
b)Over The Crest/頂きを越えて
5."Divinity/神" :
a)Part 1/パート 1
b)Part 2/パート 2
c)Part 3/パート 3
