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イタリアのソニー/RCAから、11年リマスター音源を使用してのリシュー。「Progressivamente Italia」シリーズ。チェルヴェッロは、コルラド・ルスティチが中心となって72年にナポリで結成されたグループ。コルラドはオザンナのダニーロ・ルスティチの実弟で、オザンナの「人生の風景」にゲスト参加している他、オザンナ解散後ダニーロと共に渡英してノヴァを結成、ダニーロ脱退後もノヴァを主要メンバーとして継続後、現在はソロ活動を行っている。本作は、73年にイタリアのリコルディからリリースされた唯一のアルバムで、邦題は「メロス」。メンバーは、コルラド、アントニオ・スパニョーロ、ジュリオ・ダンブローシオ、ジャンルイジ・ディ・フランコ、レミジオ・エスポジトの5人編成、ダニーロとエリオ・ダーナのオザンナ組の共同プロデュース。ギリシア／ローマ神話をモチーフとしたトータル・コンセプト作品で、当然ながらオザンナ同様ナポリ色の強い独特のサウンドを創り上げているが、ブルース色の薄い弾き倒すギター・ソロ、ツバ吹き系ではないリリカルな複数のフルートの多用、ヴィブラフォンやSE的キーボードによる浮遊感など、オザンナとの違いもはっきりとある印象。中世的暗黒感を放つ、ある種の絵画的な格調の高さを感じさせるというか、1曲1曲がギリシア／ローマ神話の1シーンを描いたタブローのような存在となって全体で叙事詩を構成していて、この独特の浮遊感と炸裂する演奏の交叉は非常に面白い。素直にカッコよし！。TESオビ・解説/人脈図付
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輸入盤
(Progressive /Psyche,Heavy Symphonic / Jewel-case CD(2014 '11Re-master) / Sony/Italy)
Corrado Rustici(g,fl,vib,vo)
Antonio Spagnolo(b,g,fl,vo)
Giulio D'ambrosio(sax,fl,vo)
Gianluigi Di Franco(vo,fl,pclo)
Remigio Esposito(ds,vib)
Realizationed by Danilo Rustici & Elio D'Anna
収録曲目
1.Canto Del Capro/野羊の歌
2.Trittico/三部作の絵
3.Euterpe/女神エウテルペ
4.Scinsicne(T.R.M.)/解放(無言歌表現の試み)
5.Melos/メロス
6.Galassia/ガラッシア
7.Affresco/壁画
