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USAのキュニフォーム・レコードからのリリース。アッコルド・デイ・コントラリはボローニャ出身のグループで、ジョヴァンニ・パルメッジャーニとクリスティアン・フランキが中心となって01年に結成されている。バンド名は、『相反するものの評議会』という程の意味らしい。本作は、21年にリリースされたフィフス・アルバムで、メンバーは、前作と同じパルメッジャーニ、フランキ、マルコ・マルゾ・マラカス、ステファーノ・ラダエッリの4人編成を基本に、曲によってアレッサンドロ・ボネッティ(ex.デウス・エクス・マキーナ)、パトリツィア・ウルバーニ、セルジョ・パパヤンニ、カルロ・ファコンディーニ等が適時ゲスト参加、バンドとレーベルの共同プロデュース。変拍子内包のチェンバー・ロック色、バカテク系ジャズ・ロック色、ミニマル要素を絡めたキング・クリムゾン的実験色、ポスト・ロック調のハードネス等々が、炸裂のイタリアン・プログレ色に収束する、非常に濃密かつ重厚なサウンドを展開。全体に静と動のダイナミズムが見事で、一捻りある変拍子＆ポリリズム・リフ、フレーズを基調に、テクニカルなアンサンブルをロック的バンド感を担保したままさりげなく熟していて、ともかくも演奏が素直にカッコいい。前作に引き続きボネッティがヴァイオリンでゲスト参加する曲は、デウス・エクス・マキーナ的ヘヴィ・チェンバー方面としても成立していて、ジャジーなサックス、エレガントなピアノ、ドライヴするオルガン、ハード調のギターとドラムが、絶妙の塩梅でマッチングしながら交叉。ノリのよさと美しさが同居する、わりと文句なしの好盤と思う。素晴らしい！。
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輸入盤
(Progressive/Psyche,Jazz Rock,Chamber Rock / Jewel-case CD(2021) / Cuneiform Records/USA)
Marco Marzo Maracas(el-g,12-g)
Giovanni Parmeggiani(p,el-p,org,syn)
Stefano Radaelli(sax,zither)
Cristian Franchi(ds)
Alessandro Bonetti(vln)
Sergio Papajanni(b)
Francesco Guerri(cello)
Carlo Facondini(el-g)
Patrizia Urbani(vo)
Produced by Accordo Dei Contrari & Cuneiform Records
収録曲目
1.Tergeste
2.Cosi Respirano Gli Incendi Del Tempo/Thus They Breathe, Time’s Fires
3.Piu Limpida E Chiara Di Ogni Impressione Vissuta (pt. III)/More Limpid And Clearer Than Any Lived Impression (pt. III)
4.UR-
5.Secolo Breve/The Short Century
6.Contrari Ad Ogni Accordo/Opposed To Any Agreement
