ドイツ/EUのベア・ファミリー・レコードから、3面開きデジスリーヴ&2CDでのリリース。本作は、タイトル通りジャーマン・ハード系アンソロジー集第2弾で、77~83年におけるレーベルを超えた音源がコンパイルされている。収録されているのは、ディルク・シュテフェンス(ex.バース・コントロール,etc)のトールハウス、ウリ・ジョン・ロート(ex.スコーピオンズ,etc)のエレクトリック・サン、最初はプログレ系だったフェイスフル・ブレス、ハロウィーンやガンマ・レイ人関連のランページ、ロイ・ダイク(ex.バジャー,アシュトン・ガードナー&ダイク,etc)のいるバウアー・ガルン&ダイク、ストリートマーク関連のストレイト・シューター、旧東ドイツのプリンツィプ、セット、ベルリュック、メタル系としてそれなりに知られているクロークス、アクセプト、マッド・マックス、レイテッドX、ランニング・ワイルドの他、ファルゴ、ブルフロッグ、エルフェンバイン、エピタフ、バスタード、スネイク、レクイエム、マス、ヴィヴァ、バレット、ブレスラウ(ヴロツワフ)、シナー、トランス、ビーストなどなど知名度マイナーな辺りまで。この後、このシリーズが続くのかどうかはわからず、結局フランピィやアトランティス、オレンジ・ピール、ジェロニモ辺りはセレクトされずじまいなのかも知れないが、第1,2集を通して年代順にジャーマン・ハードを俯瞰出来るという意味では、かなり真っ当なアンソロジー集という印象。多くは英語ボーカルだが、中にはドイツ語で歌っている曲もあって、ハード/メタル系のドイツ語シャウト・ボーカルは、プログレ系とはまた違ったちょっと独特の味わいで、ジャーマン・ハード&プログレ系愛好家はまずもって楽しめるのではと思う。分厚いカラー・ブックレットも非常に充実。
輸入盤
(Psyche Hard/Blues,Progressive / Digi-Sleeve 2CD(2024) / Bear Family Records/German,EU)
収録曲目
(Disc1):
01.Fargo/Comin' Together
02.Bullfrog/Live
03.Elfenbein/Lost Son
04.Prinzip/Sieben Meter Seidenband
05.Tollhouse/Johnny
06.Set/Kipper Keule
07.Epitaph/On The Road
08.Berluc/Hallo Erde, Hier Ist Alpha
09.Bastard/Back To Nature
10.Krokus/Fire
11.Snake/Day Of Solution
12.Requiem/Steven
13.Mass/Shoot Out
14.Viva/Break Out
(Disc2):
01.Electric Sun/Fire Wind
02.Faithful Breath/Rollin' Into Our Live
03.Rampage/Victims Of Rock
04.Accept/Starlight
05.Bullet/Cold Hearted Woman
06.Breslau/Spinne
07.Bauer, Garn & Dyke/Pyro Manni (Feueralarm!)
08.Straight Shooter/High Speed Lover
09.Sinner/Ridin' The White Horse
10.Trance/Confession
11.Beast/Time Machine
12.Mad Max/Free Will
13.Rated-X/Rock Blooded
14.Running Wild/Chains And Leather