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UKのルシファーズ・レコード／チェリーレッドからのリリース。ルシファーズ・フレンドは、ハンブルク出身のアステリックスを母体として70年に結成されたグループで、ブルージー・ハードを基調としながらも、プログレ、ポップス、ファンク、メタル色等々を取り込み、時期によってサウンドに変遷を見せた。スコーピオンズやキン・ピン・メイ、フランピィ等とともに、ジャーマン・ハード系の中では知名度のあるビッグ・ネームの1つで、何よりジョン・ロートンがユーライア・ヒープに加入したことでも知られていると思う。本作は、タイトル通り15年6月5日のスウェーデン・ロック・フェスティヴァルでのライヴ音源を収録したオフィシャル・ブートレグ盤で、メンバーは、ロートン、ペーター・ヘスライン、ディーター・ホーンズのオリジナル・メンバー3人に、ヨギ・ヴィヒマン、ステファン・エッゲルトを加えた5人編成、プロデュースはトミー・エッゲルト。15年にリリースされた「アウェイクニング」に収録されていた新曲に、「ライド・ザ・スカイ」、「ハイ・フライ・レディ」、「ムーンシャイン・ライダー」といった、主にロートン在籍時の70年代のアルバム群からセレクトされた過去曲を交えた構成。表情豊かでハイトーンも伸びるロートン、勢いよく弾きまくるヘスライン、安定したドライヴ感のヘクトと、往年の3人は健在といえば健在で、ドカスカ系のドラムのノリもよく、概ね演奏は破綻なくカッコいい。全体に、キーボードの音色やギターの歪み具合に当世風のメタル色があって、その意味では当世風のサウンドとオールド・ファッションな楽曲が妙なマッチングを見せる。過去曲のアレンジは概ねオリジナルに準じている印象で、往年のルシファーズのファンも含め、ハード・ロック愛好家なら普通に楽しめるのでは。
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輸入盤
(Blues Hard/Blues,Progressive / Jewel-case CD(2015) / Lucifer's Record/UK)
John Lawton(vo)
Peter Hesslein(g,vo)
Dieter Horns(b)
Jogi Wichmann(kbd)
Stephan Eggert(ds)
Producerd by Tommy Eggert
収録曲目
01.Intro - Awakening
02.Pray
03.Fire And Rain
04.In The Time Of Job
05.Keep Going
06.Hey Driver
07.Riding High
08.Moonshine Rider
09.Did You Ever
10.Burning Ships
11.Ride In The Sky
12.High Fly Lady
