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ベルギーのスターマン・レコードから、デジパックでのリリース。アイリッシュ・カフェは、オースト・フランデレン州アールスト出身のグループで、ロック系クラブのエル・グリンゴのハコバンを務めていたザ・ヴードゥーが、当時ザ・ペブルスのマネージャーだったルイ・ド・フリースに見出され、契約の際にアイリッシュ・カフェに改名した。日本では、おそらく最も知名度のあるベルギーのロック・バンドの1つ。本作は、20年にリリースされたフィフス・アルバム(再編4枚目)で、メンバーは、ウィリアム・スフレー、フランク・ファン・ラーテム、エーリク・フッドフィンク、ブルーノ・ベークマンスの4人編成を基本に、曲によってプロデューサーのヨハン・アンカールがギターで適時参加。概ね、ブルース基調のオーソドックスなハード・ロック調サウンドを展開していて、著名盤のファーストのような強いインパクトはないが、その線としては悪くない仕上り。往年のメンバーはスフレーのみで、ファン・ラーテム、フッドフィンク、アンカールの3人は元ディッチ、ザ・ボールズ等の中堅世代、ベークマンスはベルモンでも活動する若い世代のようだが、不良系のバンド感が担保された演奏はわりとカッコよかったりする。70年代懐古型のオールド・ファッションなハード・ロック＆ヘヴィ・ブルース系として、その線の愛好家ならけっこう普通に楽しめると思う。
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輸入盤
(Psyche Hard/Blues,Progressive / Digi-Pack CD(2020) / Starman Records/Belgium)
William Souffreau(vo,g)
Frank Van Laethem(g)
Erik Goedtvinck(b)
Bruno Beeckmans(ds)
Johan Ancaer(g)
Producerd by Johan Ancaer
収録曲目
01.Do My Playing
02.Lay Them Shotguns Down
03.A Whole Lotta Rock To Roll
04.Doing Alright
05.Can’t Take No More
06.Livin' Ain't Easy
07.Someday
08.One Day Without You
09.Betty And Johnny
10.Alderman
11.Gonna Take It As It Comes
12.Heaven
