ポーランドのGAD(グレート・オーディオヴィジュアル・ディスカヴァリーズ)レコードからのリリース。シトラスはグダニスクを中心としたトリシティ圏出身のグループで、アンジェイ・カズミエルチャクやマリアン・ナルコウィッツが中心となって79年に結成された。多くの音楽フェスに参加してラジオやテレビにも出演、ラジオ・スタジオでのレコーディング曲がチャートで1位を獲得するなど人気を博していたが、おそらく作品をリリースすることなく85年に解散、ほぼ最終ラインナップのメンバーでコルバを結成した。本作は、サブ・タイトル通り80~85年におけるライヴ音源をコンパイルした発掘ライヴ盤で、全て初出。内容とメンバーは、1,2曲目が80年ソポトのポップ・セッションで、アンジェイ・カズミエルチャク、マリアン・ナルコヴィッチュ、ヴァルデマル・コビェラク、アンジェイ・カルスキーの4人編成、3~6曲目が82年イェレニャ・グラのカートロック・フェスで、カズミエルチャク、ナルコヴィッチュ、コビェラク、ズビグニェフ・クラシェフスキー、カジミェシュ・バルラシュの5人編成、7~15曲目が85年ヤロシンのヤング・ジェネレーション・ミュージック・フェスで、カズミエルチャク、ナルコヴィッチュ、コビェラク、レシェク・リゲザ、ヨゼフ・マシアクの5人編成。概ね、ブルース基調のハード・ロック色と、プログレ調のサイケなジャズ・ロック色が交叉する、ヴァイオリン&フルート入プログレ・ハード方面のサウンドを展開。85年期ではタイトなプスト・ロック/オルタナ色も多少感じられるが、どの時期も一貫してゴリゴリ系のハード感が担保されていて、カっ飛ばしタイプの演奏はわりと素直にカッコいい。そう多くはないヴァイオリン&フルート入ハード系としても、炸裂感十分で楽しめる好ライヴ盤と思う。
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輸入盤
(Psyche Hard/Progressive,Blues / Jewel-case CD(2022) / Gad Records/Poland)
Andrzej Kazmierczak(g)
Marian Narkowicz(vln,fl)
Waldemar Kobielak(b)
Andrzej Kalski(ds)80
Zbigniew Kraszewski(ds)82
Leszek Ligeza(ds)85
Jozef Masiak(vo)85
Kazimierz Barlasz(vo)82
Produced by Unknown
収録曲目
"Sopot 1980":
01.Terrorysci
02.Patryk
"Jelenia Gora 1982":
03.Bonzo
04.Mayones To Jest To
05.Nie Wiem
06.W Cieniu Zycia
"Jarocin 1985":
07.Kurza Twarz
08.Aleja Gwiazd
09.Slad Na Rekawie
10.Kobra
11.Tesknica Nocna
12.Sloneczna Loteria (Cma)
13.Maly, Ale Wierny
14.Jezdzcy Smokow
15.Bycza Krew