UKのシーリー・コート・デジタルから、テクスチャー紙見開きデジスリーヴでのリリース。400枚限定プレス。ウインドフォールは、65年頃にウェールズのアベリストウィス大学ペングライス・キャンパスで知り合っていたポール・ダービーとアンソニー・グリフィスが、ダービーがベルギー&オランダへのバスキングから帰国した69年にロンドンで結成したデュオ・グループ。本作は、72年にロンドンのスタジオでレコーディングされながらオクラ入となったアルバム用未発表音源で、歌詞&本人解説掲載ブックレット付。メンバーは、ボーカル、ギター、ホイッスルのダービー、ボーカル、ギター、マンドリン、グロッケンシュピールのグリフィスのデュオ編成。涼やかで耳触りの柔らかい、木漏れ日系のフォーク調サウンドを展開していて、牧歌的過ぎず都会的過ぎずの郊外の田園的空気感は、ナチュラリストにも都会人にもなり切れないヒッピー崩れのインテリ感が顕われているようで、ルーラルな雰囲気が支配的なイギリスの自主制作フォーク系の中では、ちょっと珍しいかも知れない。2人とも、特段に上手いボーカルではないが、ハーモニー・コーラスも含めジェントリーな声質のくぐもり感は素敵で、ギターやマンドリン、ホイッスルなどの演奏もシンプルだが安定していて、それ程トラッド色はないが素朴でメロディアスな楽曲とのハマりもよい。全体に派手さはないが、淡々とした木漏れ日感とアシッド・フォーク調の浮遊感が流していて心地好く、雰囲気のよいスリーヴ・イラストも含め、この線としては悪くない1枚と思う。今現在も、ダービーはウィルトシャー州でザ・ヤードバーズの一員として、グリフィスはウェールズで弾語りシンガー兼風景写真家として活動しているらしい。
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輸入盤/限定400枚プレス
(Folk&Folk Rock/Folk,Acid Folk / Digi-Sleeve CD(2022) / Seelie Court Digital/UK)
Paul Darby(vo,g,wsle)
Anthony Griffiths(vo,g,mdln,glocken)
Produced by Unknown
収録曲目
01.Penparcau
02.Brother McFarlane
03.Everybody's Scarecrow
04.Song At A Year's Turning
05.Genoa Jail
06.The Drowning Man
07.Lazing
08.Jig
09.Little Raymond
10.The Face
11.The Young Sailor
12.Embryo Song
13.Transplant Song
14.Travel Song
15.The Cambrian Coast Express Rag
16.My Brain Is Dead